Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
適応放散に伴って変化したゲノム領域について、その由来と機能を推定することで、生物多様性創出過程を理解する事を目的とする。多様な形態・形質を示す25種のニューカ レドニア産Oxera属植物を対象に全ゲノム情報から種の系統関係を推定するとともに、ゲノムを多数領域に分割して個別に系統解析し、局所的な特異系統シグナルを示す領域を検出する。検出された領域に対して、 由来 (浸透交雑、祖先多型、新たな突然変異など)、機能、適応的選択の有無、発生年代などに関わる解析を行うことで、活発な適応放散と種分化が起こった分類群におけるゲノム構造の変化を明らかにし、生物多様性創出過程を理解する。