Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
光環境が大きく季節変動する落葉樹林の林床では、葉をつける季節(フェノロジー)が異なる多様な草本種が季節に応じて入れ替わり光合成生産を行っている。林床草本には絶滅危惧種も多く、これらの草本種の光合成系の特徴を理解することは、生態系の理解や多様性の保全のために重要である。本課題では、「落葉樹林の林床で葉をつける期間の異なる3種類のグループ(春植物、夏植物、常緑植物)における光合成電子伝達系の制御のしくみの違いを明らかにすること」を目的とする。キャンパス内の自生地での環境計測や非破壊的な計測、実験室内での詳細な測定や生化学的な実験を組み合わせて行う。