Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
腹腔内におけるがんの転移、腹膜播種は治療が難しく予後が不良である。一つの原因として投与された薬物の送達量が低いことが指摘されている。我々は腹腔内投与することで抗体や脂質ナノ粒子の移行量が、臨床での投与経路である静脈内投与と比較して約10倍送達量が向上することを明らかとしてる。脂質ナノ粒子に腹腔内投与よる核酸医薬分子送達と腹膜播種の制圧を最終的な目的として、移行メカニズムや免疫治療との併用による治療効果を検証し、腹膜播種治療としての有用性を実証する。