Budget Amount *help |
¥17,550,000 (Direct Cost: ¥13,500,000、Indirect Cost: ¥4,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,460,000 (Direct Cost: ¥4,200,000、Indirect Cost: ¥1,260,000)
Fiscal Year 2022: ¥7,280,000 (Direct Cost: ¥5,600,000、Indirect Cost: ¥1,680,000)
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Outline of Annual Research Achievements |
ヒトα345 (IV) の三量体評価系と同様にマウスα345(Ⅳ) を発現するsNanoLuc三量体評価系の構築を行った。α3, 5(Ⅳ) の C, N 末端にNanoLuc fragment (LgBit, SmBit) を融合したコンストラクトを作製し, これらをHEK293T細胞に過剰発現させたところ,α345(Ⅳ) 三量体形成条件下のみ発光が認められた。次に, 作製したα5(IV) (C, N-term) にAlport 症候群患者での臨床報告のある30 種類のミスセンス変異を導入し, 変異ごとの細胞内 (三量体形成能), 培養上清中 (三量体分泌能) の発光を測定した。その結果, C-termまたはN-termにおいて, 野生型(WT)のα5(IV)導入群(control)と比較して, ①三量体形成・分泌能が正常な変異体, ②三量体形成・分泌不全を示す変異体にそれぞれ分類することが出来た。各分類において, ヒト評価系において, ①三量体形成・分泌能が正常な変異体(C-term:13個, N-term:6個)のうち, マウス評価系においても同様の三量体形成・分泌能を示した変異体は, C-termでは12個, N-termでは6個であり, その多くがヒト-マウス間で共通していた。また, ヒト評価系において, ②三量体形成・分泌不全を示す変異体(C-term:13個, N-term:18個)のうち, マウス評価系においても同様に三量体形成・分泌不全を示した変異体は, C-termでは1個, N-termでは7個と想定よりも少なく, 変異による三量体形成・分泌不全の程度はヒトとマウスで必ずしも一致しないことが示唆された。しかし一方で, 少ないながらもヒト-マウス間で共通する変異体が存在することが明らかとなり, 新規ミスセンス変異マウス作製における候補変異となり得ることが示唆された。
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