Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
近年、リンパ管発生に重要なパラクライン分子が発見され、リンパ管の重要性が再認識されている。我々は、独創的なリンパ管新生マウスモデルを構築し、リンパ管新生に関与する分子群の解析を行ってきた。その結果、リンパ管周囲の線維芽細胞が分泌するAmphiregulin (AREG)がリンパ管の直径を規定するとともに、出芽にも関与することが示唆された。本研究では、AREGがリンパ管発生・新生の初期イベントである「出芽」に重要な役割を果たすのか、in vitro, in vivoで解析を行う計画である。本研究は、厳然として存在するリンパ管発生初期イベントのブラックボックスである「出芽」に対して解を得るものである。