Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
急性リンパ性白血病は、小児がんでは最多の病気です。成人でも一般に治りにくいことが知られています。近年の遺伝子解析技術の進歩により、種々の遺伝子変異が発見され、この遺伝子変異が白血病の原因であると想定されています。しかし、こうした遺伝子変異を治療標的にできる薬剤は少なく、もしあったとしても治療効果が小さい場合も多いことが知られています。遺伝子変異の無い遺伝子にも目を向け、治療標的となるものを探す必要があります。本研究では、急性Bリンパ芽球性白血病を対象に、そうした遺伝子を探索し、治療法の開発に役立てます。