Project/Area Number |
23K24217
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Project/Area Number (Other) |
22H02956 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 51030:Pathophysiologic neuroscience-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
冨永 光俊 順天堂大学, 大学院医学研究科, 先任准教授 (50468592)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高森 建二 順天堂大学, 医学部, 特任教授 (40053144)
鎌田 弥生 順天堂大学, 大学院医学研究科, 准教授 (00410035)
古宮 栄利子 順天堂大学, 大学院医学研究科, 助教 (90647009)
外山 扇雅 順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任助教 (50805893)
本田 耕太郎 順天堂大学, 大学院医学研究科, 非常勤助教 (70803625)
石氏 陽三 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (20366199)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,030,000 (Direct Cost: ¥13,100,000、Indirect Cost: ¥3,930,000)
Fiscal Year 2026: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2023: ¥6,110,000 (Direct Cost: ¥4,700,000、Indirect Cost: ¥1,410,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
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Keywords | アロネーシス / かゆみ / 脊髄 / 感覚神経 / 鎮痒薬 / 触覚 / 皮膚 / ドライスキン |
Outline of Research at the Start |
継続課題のため、記入しない。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、saporin結合ペプチドを用いた行動学的特性化を中心に研究を展開した。CCK-saporinの髄腔内投与で脊髄後角のCCK2R発現ニューロンを消失させたマウスを作製し、RNAscope法により脊髄後角におけるCCK2R発現ニューロンの割合を検討した。その結果、saporin投与群(コントロール)と比較して、CCK-saporin 投与群の脊髄後角におけるCCK2R発現ニューロンの割合は約30%であり、消失率は約70%であった。次に、saporin投与群とCCK-saporin投与群におけるCCK8S誘発性アロネーシスの発生頻度を比較した結果、saporin投与群より、CCK-saporin 投与群におけるCCK8S誘発性アロネーシスの発生頻度は有意に低下していた。 また我々はbombesin-saporinの髄腔内投与によって脊髄後角ガストリン放出ペプチド受容体(GRPR)発現ニューロンを消失させた。RNAscope法により、脊髄後角におけるGRPR発現ニューロンの割合を検討したところ、saporin投与群と比較して、bombesin-saporin 投与群の脊髄後角におけるGRPR発現ニューロンの割合は約25%であり、消失率は約75%であった。次に、saporin投与群とbombesin-saporin投与群におけるCCK8S誘発性アロネーシスの発生頻度を比較検討した。その結果、saporin投与群と比較して、bombesin-saporin投与群におけるCCK8S誘発性アロネーシスの発生頻度は有意に低下していた。 以上より、少なくとも脊髄後角におけるCCK2R発現ニューロン及びGRPR発現ニューロンは、CCK8S誘発性アロネーシスの発生に関与していることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、saporin結合ペプチドを用いて、脊髄におけるCCK8S誘発性アロネーシスの発生に関与している神経細胞を特定できたことから、「おおむね順調に研究が進展した」と考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、C57BL/6Jマウスの脊髄後角CCK2R発現ニューロン及び脊髄後角または後根神経節CCK発現細胞における各マーカー遺伝子及びタンパク質の発現をRNAscope HiPlex法を用いて組織学的に解析し、特性化を目指す。
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