Project/Area Number |
23K24284
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Project/Area Number (Other) |
22H03023 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52040:Radiological sciences-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
Nam JinMin 京都大学, 生命科学研究科, 准教授 (60414132)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野寺 康仁 北海道大学, 医学研究院, 准教授 (90435561)
白土 博樹 北海道大学, 医学研究院, 教授 (20187537)
清水 伸一 大阪大学, 大学院医学系研究科, 寄附講座教授 (50463724)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,160,000 (Direct Cost: ¥13,200,000、Indirect Cost: ¥3,960,000)
Fiscal Year 2025: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
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Keywords | がん / 小胞輸送 / がん微小環境 / 細胞外コミュニケーション / 分泌因子 / 放射線治療 / 細胞間コミュニケーション |
Outline of Research at the Start |
近年、放射線照射技術の発展や免疫療法の導入によりがん治療が大きく進歩している。一方で、治療に耐性を持つがん細胞の悪性化を制御しきれずに完治に至らないケースも少なくない。本研究では、特定因子を細胞外に分泌することで周辺細胞や細胞外環境を積極的に変化させる影響力が高い特徴を持つがん細胞を同定する。さらに、放射線照射後に分泌される因子を介した新規の細胞間コミュニケーション様式や、細胞外微小環境のリモデリングへの影響を明らかにする。本研究による成果を基盤に、将来の放射線治療の補強に貢献できる新知見の導出を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
近年、放射線照射技術の発展や免疫療法の導入によりがん治療が大きく進歩している。一方で、治療に抵抗性を持つがん細胞の悪性化を制御しきれずに完治に至らないケースも少なくない。したがって、放射線治療後に生き残ったがん細胞や周辺環境の動態変化を制御する仕組みを理解することは、がん治療効果のさらなる向上において必要不可欠である。本研究では、放射線照射により特異的に発現亢進して細胞外に分泌され、周辺環境のリモデリングに大きな影響をもたらす分泌因子および細胞を特定し、細胞外コミュニケーションの作用メカニズムを解明することを目的として解析を進めている。 今年度は、グリオブラストーマや肺がんなどを含む様々ながん種の細胞株を用いて、放射線照射によって特異的に発現上昇する分泌因子を同定し、RNAレベルで発現亢進することを確認した。その際、放射線(X線やγ線など)の総線量、分割照射の回数、照射後に細胞のサンプルを回収するまでの時間などの条件を最適化するための検討を行った。また、分泌因子を発現抑制するためのノックダウンやノックアウト細胞株の作成や、過剰発現のためのベクターの構築が完了した。放射線照射後、これらの発現抑制や過剰発現の細胞株における細胞生存率は、細胞増殖計測試薬を用いた細胞数計測やコロニー形成実験による数値を指標にすることで、放射線増感効果の評価を進めている。これらの結果をもとにして次年度は、放射線刺激により発現と分泌が亢進する液性因子の細胞内での輸送と細胞外でのコミュニケーションを制御する分子メカニズムの解析を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度に目的としていた、放射線照射後に特異的に発現亢進する分泌因子の絞り込みを行うことができた。また、さらなる分子メカニズムの解析に必要なノックダウン細胞株の作成や、過剰発現のベクターの構築を行った。さらに、放射線照射後に分泌が増える因子を介した細胞外コミュニケーションを測定するために必要な実験条件の精査も行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
細胞外コミュニケーションを測定する実験系を用いて、放射線照射後に生き残ったがん細胞において、発現と分泌が亢進する液性因子の細胞内での輸送と細胞外作用のメカニズムを解析する。また、分泌因子と相互作用する分子のスクリーニングを行う。
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