Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究では、腸管ウイルスの感染成立に必要な腸内環境(食事・腸内細菌・代謝物・pH・水分量・腸管上皮細胞の遺伝子発現を含む)の明確化と腸内環境の改変による腸管ウイルス制御法の構築を目的とする。様々な腸管ウイルス(ロタウイルス、コロナウイルス、ノロウイルス、エンテロウイルス等)のマウス感染モデルを用い、抗生物質投与や特殊配合飼料の投与により人為的に腸内環境を変化させることでウイルス感染性の変化との関連を明らかにする。また腸内環境の指標として、腸内細菌叢、代謝物質構成および腸管上皮細胞の遺伝子発現変化を測定し、腸管ウイルス感染に関連する因子の特定を行う。