Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
ケトン体には臨床上、強い「Negative image」が根付いているが、元来ケトン体には飽食の時代に我々が知りえなくなった「ケトン体のエネルギー源としての役割を超えた作用」が存在する可能性が示されつつある。本研究では、臓器局所のケトン体代謝変容をもたらすことのできる遺伝子改変マウスを用い、ケトン体の新たな生物学的意義の解明、ケトン体代謝に着目した新たな糖尿病病態の理解を目指す。本研究から得られるケトン体代謝に関わる新知見は、今後の生物学や糖尿病学の進歩に大きな貢献がもたらされることが期待できる。