Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究では、網羅的なレポーターアッセイ手法を用いて、全てのWnt-Fzd-共受容体の組み合わせによる下流シグナル経路の定量的な活性化パターンを取得することで、Wntシグナルの高精細な解読を目指す。この情報を基盤として、Fzdおよび共受容体の細胞外ドメインを認識する単鎖化抗体可変領域(scFv)を組み合わせた二重特異性の改変抗体をデザインすることで、特定のWntシグナル経路を選択的に活性化する方法論の確立を目標とする。最後に、取得した改変抗体が新たな創薬標的となり得るか、骨粗鬆症モデルマウスを用いて検証する。