Project/Area Number |
23K24574
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Project/Area Number (Other) |
22H03316 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58010:Medical management and medical sociology-related
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Research Institution | Fukuoka University of Education |
Principal Investigator |
中村 貴志 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (70292505)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
兼田 絵美 東京医療保健大学, 看護学部, 助教 (00964694)
中島 龍彦 宝塚医療大学, 和歌山保健医療学部, 講師 (00965329)
納戸 美佐子 筑紫女学園大学, 人間科学部, 准教授 (40421325)
門脇 弘樹 福岡教育大学, 特別支援教育センター, 特任講師 (40868569)
鈴木 明宏 一関工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (60500428)
井上 忠俊 平成医療短期大学, リハビリテーション学科, 講師 (60879782)
上城 憲司 宝塚医療大学, 和歌山保健医療学部, 教授 (90454941)
真鳥 伸也 宝塚医療大学, 和歌山保健医療学部, 講師 (90984120)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥15,470,000 (Direct Cost: ¥11,900,000、Indirect Cost: ¥3,570,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | フレイル / 軽度認知障害 / 歩行 / 予防的介入 / 視空間認知能力 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、まず地域在住高齢者の生活機能に関するデー タを基に、フレイルの類型化とクリニカルパスの構築を図る。次いで、類型化し たタイプごとにフレイルのリスク要因を特定し、 効率的かつ個別性の高い予防的介入を試み、その効果評価を行う。この基本的なプ ロセスの 継続性を維持し、地域住民の主体的な取り組みを促すために、参加者と研究者の双方が健康状態をモニタリングするためのツールとして、独自に開発予定の 歩行計測装置を活用する。最後に、ICTの活用を取り入れた地域支援システムの構築を目指す研究である。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、地域在住高齢者を対象にフレイルの類型化とクリニカルパスを 構築するとともに、予防的介入の効果について検証することである。 今年度から、「身体運動・認知機能的フレイル」「社会的フレイ ル」「健康関連情報の活用」の観点からの分類結果とフレイルの有無の関連性について、前向きコホート研究を開始した。特定の研究フィールドにおける65歳以上の地域在住高齢者を対象に、ベースライン評価と一部、追跡調査を実施した。 今回のベースライン評価では、フレイルの標準的な基準、認知機能、日常生活動作および社会活動などの指標を用いて、すでにフレイルの状態と判断できる対象者と健康度の高い対象者を判別し、グルーピングを行なった。次に、その結果をもとに健康度が高い高齢者については、追跡調査への参加に同意が得られた者から、次の1)~4)の評価と生活状況等に関するインタビュー調査を実施した。さらに、 1)「身体運動・認知機能的フレイル」の視点:種々の条件下における歩行・眼球運動と認知機能、 2)「社会的フレイル」の視点:家族形態や居住・社会的サポートやネットワーク・社会的活動への参加、3)健康関連情報の活用状況、4)生活全般とQOL、以上の内容について、データベースの作成を進めた。フレイルの状態にある対象者について、予備的分析を行なった結果、歩行と視空間に対する注意機能の低下は、フレイルの進行予測の指標として有効であり、対象者が保持している主体的な活動ネットワークは予防に効果があることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今回、対象者に関するフレイルの有無、ベースライン評価、さらに追跡調査に関する評価項目が多岐にわたるため、データの欠損や追跡が困難なケースがみられた。特に、当初の予定より追跡調査への参加の同意を得た対象者数が不足していた。
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Strategy for Future Research Activity |
基本的な研究計画に変更はないが、対象者一人当たりの評価に要する時間や負担を軽減するため、その手続きの工夫や研究スタッフの補強を行い、さらに、対象者の募集や事前準備を担当している協力機関との連携を強化する予定である。
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