家族ライフサイクル移行期における看護職による包括的家族カンファレンスの導入
Project/Area Number |
23K24634
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Project/Area Number (Other) |
22H03376 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山崎 あけみ 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90273507)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川原 妙 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (00877805)
本間 裕子 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (50270054)
峰 博子 神戸女子大学, 看護学部, 講師 (60450235)
木村 千里 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 教授 (60520765)
津村 明美 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (90595969)
安井 渚 森ノ宮医療大学, 看護学部, 講師 (20823694)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥9,100,000 (Direct Cost: ¥7,000,000、Indirect Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 家族看護 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、看護職が家族志向のプライマリ・ケアの提供に必要な技法を身につけ、家族ライフサイクル上の移行期であるライフイベント(家族の誕生・看取り)において、病院・有床診療所・訪問看護事業所等の看護職が中心となり家族と協働できる指針、包括的家族カンファレンスを作成し、その実施可能性と短期効果を評価する。
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Outline of Annual Research Achievements |
包括的家族カンファレンスの基盤作成のために、今年度は主に家族終末期の移行期における看護介入について文献検討を実施した。CHINAL,MEDLINE,web of scienceのデータベースにより探索語は、ACP,Home Health Nursing,(OR Home Care Servies)とし対象文献は16本であった。結果として、ACPの対象者は、患者8件、患者と主介護者5件、主介護者2件、主介護者以外の家族員を含めた実践は1件であった。内容は、プログラム開発8件、ACP語の効果・検討6件、早期から実施可能とする要因1件、専門的プログラムを受けた訪問看護師と他職種によるACPの実践評価1件であった。ACPの実践の標準化や評価方法が検討されており、本研究の包括的家族カンファレンス作成に参考にできる。 また形成期の社会的ハイリスク家族に、先駆的な地域での実践を提供しているフィールドにおいてインタビュー調査を(観察研究22207 子育て期家族への包括的家族カンファレンス実施可能性の検討)開始した。2023年1-3月、都内の子ども支援機関の代表者を介して、不登校の子どもを養育してきた経験のある養育者5名にインタビューを行った。 家族構造、ファミリーヒストリー、家族ストレス対処行動、ファミリーネットワークの4構成概念に沿って、これまでの子育てについて振り返る包括的家族面接を実施した。結果として、ジェノグラムを記述する段階で、ファミリーヒストリーや家族のストレスに関する語りを引き出すことが可能となり、エコマップを描く段階では、ファミリーネットワークの活用や支援者との相互作用が肯定的変化をもたらしたことが語られた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響は否めない。また、研究計画立案時、開始時には、包括的家族カンファレンスを病院などの医療施設への導入をはじめに考えていたが、フィールド調整の過程から、地域での受け入れや需要の可能性が高いことがわかり 調整に時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の予備調査であった(介入研究20560 当事者協働型ケーススタディを用いた胎児期からの形成期家族支援)の基盤となった家族構造、ファミリーヒストリー、家族ストレス対処行動、ファミリーネットワークの4構成概念に沿って、家族形成期、終末期の様々な移行に取り組む家族への包括的家族カンファレンスの可能性を探索する。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)