Perioperative oral care with a focus on postoperative head and neck cancer surgery and its effect on infection control
Project/Area Number |
23K24647
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Project/Area Number (Other) |
22H03389 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
藤田 君支 九州大学, 医学研究院, 教授 (80315209)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藥師寺 佳菜子 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (40880894)
田中 さとみ 九州大学, 医学研究院, 助教 (50909299)
牧本 清子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 名誉教授 (80262559)
東藤 貢 九州大学, 応用力学研究所, 准教授 (80274538)
酒井 久美子 九州大学, 医学研究院, 助教 (90778656)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥10,920,000 (Direct Cost: ¥8,400,000、Indirect Cost: ¥2,520,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
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Keywords | 周術期口腔ケア / 頭頸部がん / SSI / 肺炎 / 食道がん / 術後肺炎 / 頭頚部がん / 口腔アセスメント / COVID-19 |
Outline of Research at the Start |
がん患者の周術期口腔ケアは広く行われているが、口腔ケアの内容や実施者は様々である。本研究では、術後感染性合併症の発症率が特に高い、頭頸部がん、食道がん患者を対象に、周術期口腔ケアと手術部位感染及び術後肺炎の制御要因を探索する。さらに、頭頸部外科手術の特性に適した口腔アセスメントシートの作成と看護師による口腔ケア方法を実施し、歯科専門職による口腔ケアのみの従来群と比較検討する。本研究計画は、術後患者の重篤な感染性合併症を予防することを目的としたものであり、患者による口腔ケアを強化し、口腔関連QOLの向上に寄与することが期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は1)周術期口腔ケアについてのシステマティックレビュー(SR)と、2)頭頸部がんの術後特性に応じた口腔アセスメントシートを作成し、有効性を評価した。 1)SRでは、がん患者の周術期口腔ケアに利用可能な研究の要約をすることを目的とした。文献検索にはMEDLINE、CINAHL、Cochraneなどのデータベースを用いた。適格基準は全身麻酔下で手術を受けた成人患者に対する口腔ケアで、術後肺炎の発生率を評価した研究とした。15件の観察研究が分析対象となり、口腔ケアを実施しているのは、歯科専門職、看護師であったが、看護師による口腔ケアの時期や内容について区別して記載されてなかった。内容は専門的口腔内清掃と歯科治療が最も多く、次いで口腔衛生指導であり、そのほとんどが複数を組み合わせて実施されていた。多くの研究で術前と術後に実施されたが、口腔ケアの回数は記載されていなかった。質評価NOSの総点数は、moderateが7件と最も多く、highは3件で、比較可能性が低かった。対照群のある13件のメタ分析の結果、周術期口腔ケアは術後肺炎の発生を抑制し (RR, 0.55; 95%CI, 0.46-0.66; p<0.001)、統計的異質性は低いことが示された。 2)頭頸部がん患者の術後特性に応じた急性期口腔ケアのアセスメントシートを作成し、その妥当性を検討した。臨床看護師5名を含む専門家委員会で、上記のSRから抽出した項目をもとにアセスメントシート原案を作成した。口腔ケアの観察項目として、歯の汚れ・プラークの有無、歯肉・粘膜の性状(発赤、出血など)、創部と歯の接触、むせ、閉口障害/開口障害(浮腫)、疼痛を特定した。頭頸部がん術後患者14名にプレテストした結果、異常の程度を把握する客観的基準が不明確であったため、最終案では具体的な例示を増やし、評価者間の信頼性を高めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
周術期口腔ケアのシステマティックレビューをもとに作成した口腔アセスメントシートを作成し、頭頸部がん患者の前向き調査で妥当性を評価したが、概ね適切であった。今年度 の研究において、頭頸部がん患者の前向き観察研究でアセスメント方法を決めることができたため、計画は順調に進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度の研究で作成した頭頸部がん術後口腔ケアアセスメントシートを使用して、現在の前向き観察研究を実施中である。今後は、調査中の対象者を対照群とした看護師主導による急性期口腔ケアの介入研究を予定通り計画している。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)