ベビーテックとWWWT日本版の夫婦対話型WEB周産期メンタルヘルス支援システム
Project/Area Number |
23K24660
|
Project/Area Number (Other) |
22H03402 (2022-2023)
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
|
Research Institution | Bunkyo Gakuin University |
Principal Investigator |
高橋 眞理 学校法人文京学院 文京学院大学, 看護学研究科, 特任教授 (20216758)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 裕子 杏林大学, 保健学部, 教授 (80265769)
大田 康江 北里大学, 看護学部, 教授 (80650134)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
|
Budget Amount *help |
¥8,710,000 (Direct Cost: ¥6,700,000、Indirect Cost: ¥2,010,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
|
Keywords | 周産期メンタルへルス / 一次予防 / ベビーロボット / WWWT日本版 / 夫婦対話型育児支援システムム / ベビーテック / 日本語版WWWT / 周産期メンタルヘルス / 支援システム / オンライン / WWWT-japan / WEB対話型 / 産後うつ / 産後不安 / e-learning |
Outline of Research at the Start |
本研究は、はじめて親になる父親、母親の周産期メンタルへルス問題に対する、e-learningによる予防的育児支援システムの開発である。プログラムの内容は、妊娠中に夫婦でBaby・Robotによるバーチャル育児体験を実施し、出産後にWEB画面上に配信されるWWWT日本版(Takahashi et al.,2018)をパートナー同士で実施し、その後に夫婦で話し合いをもつ夫婦対話型支援システムである。なお、本支援システムの産後うつと不安への予防効果について、準実験研究から検証する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、1)初めて親となる初産婦とその夫(パートナー)を対象に、妊娠中のバーチャルな育児体験、出産後のWWWT日本版によるペアレンティング学習(PartⅠ「赤ちゃん編」5ワークとPartⅡ「パパママ編」9ワークの計14ワークセッションから構成)を、HP上でe-learni ng学習し、その結果を夫婦で話し合う、WEB対話型支援システムを開発すること。 2)開発した本支援システムの実行可能性を検討すること。 3)本支援システムによる産後うつと不安への予防効果を準実験研究から実証することであり、【研究1】【研究2】【研究3】の3段階から構成する。なお、本年度は【研究1】e-learning用学習教材の開発であり、以下を実施した。 ①「赤ちゃんを迎えた新たな生活」プロモーション動画の作成。初めて赤ちゃんを迎えた両親が遭遇する赤ちゃんの夜泣きなどの育児の実際をストーリーにした、お絵描きムービー(5分程度)を作成し、インターネット上で視聴できるわかりやすく楽しいWWWT学習の紹介を図った。 ②HP:WWWT-japanサイトの各ワークシート画面をインターネット上で完結できるe-earning学習用に改修。まずhttpアクセスをSSL化した。次に各ワークシートページは、コンテンツの表示順を工夫し、画面先頭にワークの学び方の解説動画(2~3分で視聴可)を挿入し、各ワークの進め方の理解を深めた。また、ワークのアクティビティタイムでは、夫婦各々が画面上で操作し結果を夫婦で比較できるデジタル化のアニメーション様ワーク仕様を完成させ、動作環境を確認した。 ③WEB上に作成したWWWT-japanをスマートホンで視聴、操作可能なように対応させた。 ④リアルケアベビーによるベビーシッター模擬体験の計画準備と実装研究に関する介入方法への検討を進め始めた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
動画作成、WEBサイト改修等の実施に多大な協力を得られたことから、当初の計画通りに順調に進めることができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は研究実施計画に基づき、【研究2】【研究3】へと進めていく。 令和5年度は【研究2】ベビーテックとWWWT日本版対話型WEB周産期メンタルヘルス支援システムの実行可能性に対する検討であり、システム全体の手順のテスト、各STEPでの教材の使用感テスト、双方向対話型ツールの作成と使用感テストを対象者10名程度をリクルートし、WEB上でのインタビュー調査から把握する。 令和6年度は【研究3】ベビーテックとWWWT日本版による対話型WEB周産期メンタルヘルス支援システムの効果検証であり、2群による準実験研究デザインでの前後比較よって、産後うつ、産後不安、夫婦関係の変化の検証を進める。 なお、介入全体の評価は、英国Medical Research Council(MRC)の複雑介入フレームワーク《開発・実 行可能性・評価・実行の循環型》(Carig et al,2008)に準拠して行う。あわせて実装研究のための統合フレームワークCFIR(Consolidated Framework for Implementation Research)に準拠した評価の可能性についても検討を進めていきたい。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)