Elderly-centered end-of-life dialogue program using ICT tools living with/after COVID-19 pandemic
Project/Area Number |
23K24667
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Project/Area Number (Other) |
22H03409 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
増島 麻里子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (40323414)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石橋 みゆき 千葉大学, 大学院看護学研究院, 准教授 (40375853)
佐藤 奈保 千葉大学, 大学院看護学研究院, 准教授 (10291577)
石川 崇広 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任准教授 (00749426)
川瀬 貴之 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (90612193)
梅澤 猛 千葉大学, 大学院情報学研究院, 助教 (50450698)
岡田 将 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (50514725)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥16,510,000 (Direct Cost: ¥12,700,000、Indirect Cost: ¥3,810,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
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Keywords | 臨床看護 / 終生期対話 / ICT / アドバンスケアプランニング / COVID-19 / With COVID-19 / エンドオブラフケア / 高齢者 / 看護学 / 臨床看護学 / With コロナ |
Outline of Research at the Start |
当事者と家族や医療者間の“終生期を意識した対話”は、欧米では多くのプログラムが開発され、その意義が検証されてきた。COVID-19パンデミックにより死が身近な話題となる中、COVID-19禍における関連研究が活発化し、日本でも対話の目的と意義が討議されるようになった。 本研究の目的は、COVID-19パンデミックで死が身近な話題となる中、Withコロナ時代に高齢者と家族らが終生期意向の相互理解に向けた“終生期を意識した対話”の早期展開に向けて、①COVID-19パンデミックによる影響、②開発した終生期対話ICTツールを活用するためのプログラム構成要素、③期待される効果と課題を明示することである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究における期間全体の目的は、Withコロナ時代に高齢者と家族らが早期から終生期意向の相互理解を推進するACP展開に向けて、①COVID-19パンデミックによる高齢者の(Advance care planning:以下ACP)に関わる影響、②Withコロナ時代の特性をふまえ、申請者らが開発する終生期対話ICT (Information and Communication Technology)ツールを高齢者や次世代家族らが主体的に活用するためのプログラム構成要素、③開発する終生期対話プログラムの早期展開による期待される効果と課題を明示することである。 本年度は研究初年度として、特に [目的①] COVID-19パンデミックによる高齢者のACPに関わる影響に関わる調査を実施した。1.具体的内容:第一段階として、2017年~2022年度に公表された日本におけるエンドオブライフケアに関する研究テーマや課題を特定するために、論文を書誌データベースの医中誌Web、PubMed、CINAHL、Cochrane、PsycInfoにおいて検索した。現在、一次スクリーニング、二次スクリーニングを終えて約650件の三次スクリーニングを遂行している。分析内容は、分野における研究テーマの特徴、研究デザイン、著者が述べる研究課題などである。2.意義および重要性:人生の最終段階を生きる当事者と家族や医療者との間で行う“終生期を意識した対話”(ACP)は、欧米ではすでに多くの対話プログラムが開発され、患者のQOL向上や過度な医療の回避等の面において、その有用性が検証されてきた。そこで日本において、COVID-19パンデミック前後に実施されてきた論文成果の分析により、Withコロナ時代の医療課題や死生観の変化を捉え、次年度以降のプログラム構成要素の基盤とする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は初年度であった。前述の研究目的2点について達成状況と内容を記す。 1.[目的①]高齢者のACPに関わる影響要因や現状の探索:2022年4月より2023年3月にかけて研究協力者8名とともに1回/1~2月に研究会議を開催し、文献検索式および分析枠組みの検討、レビューを実施した。現在、医中誌Web、PubMed、CINAHL、Cochrane、PsycInfoで検索された約650件の文献は、日本人著者による日本語文献約450件、英語論文約200件であった。三次スクリーニングでは、対象者、対象フィールド特徴、結果が示す領域、課題をカテゴリ化し、COVID-19パンデミック前後の動向を示す途上である。 2.[目的②]高齢者や次世代家族らが主体的に活用するためのプログラム構成要素の探索:2023年3月中旬にアデレード(豪州)においてフィールドワークを実施した。Advance care planningに関する看護学研究者3名と面談、高齢者を含む市民のかかりつけ医であるGeneral Practitionerとの面談によるAdvance care planningシステムの最新知見、高齢者施設の医療者のAdvance care planningに対するケア等について情報を収集した。
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Strategy for Future Research Activity |
研究2年目となる2023年度は、本研究課題の基盤となる以下の研究を推進する。第1段階は[目的①] 高齢者のACPに関わる影響要因や現状の探索を目指し、現在、実施中の文献レビューを引き続き行って結果および考察を導き、[目的②]である ICTツールのプログラム構成要素の構築に生かす。第2段階は、[目的②] COVID-19パンデミックによるACP関連の影響探索を目指し、COVID-19パンデミックによる高齢者終生期対話の変容に関わる調査を行う。具体的には、COVID-19パンデミックが高齢者の終生期への生き方の考え、態度、行動にもたらした変容を明らかにするために、健常または慢性疾患を有する高齢者20名程度を対象に、研究倫理審査を経た後に、終生期意向に関する体験等を含むNarrative dataを収集する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)