Project/Area Number |
23K24673
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Project/Area Number (Other) |
22H03415 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山川 みやえ 大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (80403012)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
足立 浩祥 大阪大学, キャンパスライフ健康支援・相談センター, 教授 (00303785)
酒井 郁子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (10197767)
深堀 浩樹 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 教授 (30381916)
池田 学 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60284395)
樋上 容子 大阪医科薬科大学, 看護学部, 准教授 (60706927)
糀屋 絵理子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (60896455)
竹屋 泰 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70590339)
釜江 和恵 大阪大学, 大学院連合小児発達学研究科, 特任講師 (90553256)
金盛 琢也 浜松医科大学, 医学部, 講師 (80745068)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,290,000 (Direct Cost: ¥13,300,000、Indirect Cost: ¥3,990,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2024: ¥5,330,000 (Direct Cost: ¥4,100,000、Indirect Cost: ¥1,230,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
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Keywords | 看護外来 / ICT / 睡眠 / 生活リズム / 認知症 / 家族介護者 / BPSD / 遠隔指導 / 軽度認知障害 |
Outline of Research at the Start |
軽度認知障害(MCI)の生活機能低下を促進する要因の一つに睡眠の問題があり、更なる健康問題に発展することが報告されているが基盤となるデータすらない。睡眠障害では、第一選択は非薬物療法であるが、限られた外来診療時間の中では、薬物療法が優先されている場合も少なくない。 本研究の目的は、①MCIや軽度認知症患者を対象にセンシング技術を用いた在宅環境下での睡眠データを調査し、基盤となる睡眠データを構築すること、②非装着型の睡眠モニター機器を用いたリアルタイムに近い情報を基に看護師主導の新しい睡眠衛生教育介入を構築し、外来診療における多職種チームメンバーの連携能力を向上することの2点である。
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Outline of Annual Research Achievements |
COVID-19の影響により2023年初頭から予定していたデータ収集が遅れた。これは、病院へのアクセス制限及び共同研究企業とのデータマネジメントや知的財産の調整が難航したためである。この影響に対応するため、2023年6月に横浜で開催された日本老年看護学会での交流集会を実施した。そこでは、「睡眠に関するICTを活用した認知症外来の充実」というテーマで、睡眠をモニタリングすることによって、睡眠の質を評価し、睡眠の問題点を把握し、改善のためのアドバイスを提供することができることをどのように臨床応用するのかが話し合われた。例えば、睡眠中に頻繁に起きる場合、睡眠薬の量や種類を調整することで改善が見込まれる。また、認知症の進行に伴う睡眠の質や量の変化をモニタリングすることで、病状の進行度合いを把握することが可能である。夜間の安全性を確保することも重要であり、認知症の人が夜間にトイレに行くなどの理由で起きてしまう場合がある。このような場合、自宅内での転倒や怪我などのリスクがあるため、睡眠モニタリングにより適切な対策を講じることができる、などである。 さらに、「Negative consequences of sleep deprivation experienced by informal caregivers of people with dementia on caregivers and care recipients: A scoping review」というレビューを投稿し、現在査読中である。この研究は、認知症患者の非公式介護者が経験する睡眠問題の影響について調査するものであり、介護者及びケア受け手の両方の生活の様々、健康面に悪影響を与えていることが明らかにされている。今後の研究では、介護者の睡眠問題に関連する追加の要因を探求することが望まれていることを提案した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響により2023年初頭から予定していたデータ収集が遅れた。これは、病院へのアクセス制限及び共同研究企業とのデータマネジメントや知的財産の調整が難航したためである。
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Strategy for Future Research Activity |
まず、企業との産学連携の観点から交渉を進めている現状を維持し、さらに効率的なコミュニケーションと具体的な計画の策定を急ぐことが重要である。また、倫理委員会への申請を早めることによって、研究開始の遅れを最小限に抑えることができる。これに加えて、データ収集や分析のプロセスを見直し、時間を節約できる方法を検討することも有効である。例えば、最新の技術を用いてデータ処理の自動化を図る、または研究プロトコルを単純化して、必要なデータポイントを絞り込むことが挙げられる。
さらに、COVID-19による病院へのアクセス制限が問題である場合、リモート技術を活用してデータ収集を行う方法や、他の研究施設との連携を深めることも考えられる。これにより、病院以外の場所でデータを収集することが可能になり、研究の進行を促進することができる。
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