Project/Area Number |
23K24679
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Project/Area Number (Other) |
22H03421 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
坂下 玲子 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (40221999)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森本 雅和 兵庫県立大学, 工学研究科, 准教授 (10305683)
笹嶋 宗彦 兵庫県立大学, 情報科学研究科, 教授 (80402999)
新居 学 兵庫県立大学, 工学研究科, 准教授 (80336833)
塩見 美抄 京都大学, 医学研究科, 准教授 (10362766)
中西 永子 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (10843013)
眞鍋 雅史 嘉悦大学, 経営経済学部, 教授 (20537071)
小野 博史 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (70707687)
藤原 史博 姫路獨協大学, 看護学部, 講師 (00584210)
川田 美和 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (70364049)
片岡 千明 (近藤千明) 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (40336839)
濱上 亜希子 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (70780485)
西池 絵衣子 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (90559527)
木村 ちぐさ 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (00803991)
加治 秀介 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (90224401)
河野 孝典 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (70876820)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,420,000 (Direct Cost: ¥13,400,000、Indirect Cost: ¥4,020,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,720,000 (Direct Cost: ¥4,400,000、Indirect Cost: ¥1,320,000)
Fiscal Year 2022: ¥7,150,000 (Direct Cost: ¥5,500,000、Indirect Cost: ¥1,650,000)
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Keywords | 特定健康診査 / 保健指導 / 糖尿病 / 重症化予防 / アプリ開発 / ICT / 行動変容 / AI |
Outline of Research at the Start |
特定健康診査は、自身の健康状態を知って保健行動を起こす契機になると考えられているが、対象者の多くは特定保健指導を受けていない。そこで本研究では、糖尿病重症化予防に焦点をあて、特定健康診査で指導が必要となった人々を惹きつける保健指導システムを開発することを目的とする。インタビュー結果を基に対象者のインサイトを明らかにすること、ビッグデータ分析より各個人の糖尿病重症化を予測するオーダーメイド健康レポートを開発すること、AI 支援型チャットアプリを開発することで、魅力ある保健指導システムを構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は以下のことを明らかにした。1.AI支援型保健指導に関する文献レビューを実施した結果,9つの参考となる先行例を抽出した。また,AIを活用し健診結果を予測するモデルは,複数開発されているが,精度の点で課題があることが明らかとなった。2.インサイト調査においては,生活環境の観点から地域住民や企業従業者の健康行動について検討した。現役世代は,仕事中心の生活をしているため時間がないことや,仕事や職場からの精神的な負担から,効率的な健康活動を求め取り組んでいた。高齢者世代は,身体の衰えや疾病予防への不安から,無理なく実施できる健康活動に取り組んでいた。 3.ビッグデータを活用し糖尿病重症化予測を行い,対象者ひとりひとりに対しオーダーメイド健康レポートを作成した。保健師より表面妥当性についての評価を受け改変し,約60名の特定保健指導参加者に施行した。4.糖尿病健康サポートアプリのプロトタイプを開発した。5.これまでに開発してきた特定保健指導新プログラムを試行した。このプログラムは,健診結果の説明と健康づくりの方法,食事,運動と活動,血液検査,セミナーの振り返りと今後の目標設定の計5回から成っている。このプログラムを実装し,194名の参加者を対象に評価した。結果として、参加者の満足度は高く,参加者の約80%が,本プログラムの特徴である自身の強みに気づいたり、自身の身体に関心を持つことができたと回答し肯定的な評価を得たが,継続参加の効果は明らかではなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
年度当初計画していた事業計画はどれも目的を達成できた。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究結果を活用するとともにさらに調査研究を重ね以下のことを実施する。 1.インサイト分析:これまで,特定保健指導対象者が抱える健康ニーズの構造について行動経済学の視点を取り入れ明らかにしてきたが,再分析を行い保健行動を起こすインサイトについて整理する。また,新たに質問紙調査を実施し,明らかとなっったインサイト要因と実際の健康行動との関連について検討する。 2.オーダーメイド健康レポートの実装と評価:糖尿病重症化を予測したオーダーメイド健康レポートを多数の対象者に実施し,保健行動への動機付けについて評価する質問紙調査を実施する。 3.AI 支援型チャットアプリの精錬:2023年度に作成したAI 支援型チャットアプリについて,実運用に耐えうる商品に精錬し,実装してユーザビリティの評価を行う。 4.特定保健指導プログラムの評価と精錬:これまで実装した保健指導プログラムを評価し,1~3を包含した特定保健指導システムへと精錬する。
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