Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
力学刺激が筋損傷からの回復を促進させることが分かっている。一方、筋損傷からの回復におけるリンパ管の役割は不明であり、その分布すら分かっていない。我々は、筋内のリンパ管が他の組織と異なる大きさや分布を呈すること、そのリンパ管の数や大きさが筋損傷後の回復早期に通常の約2倍に増加することを明らかにした。リンパ管は筋損傷時の毛細血管新生のトリガーとして機能し、筋損傷からの回復に不可欠な存在の可能性がある。そこで本研究は、力学刺激⇒リンパ管新生⇒筋損傷回復という、これまでにない新たな切り口から有効な理学療法を探る。