Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
オリンピアン等が有する類いまれな運動能力は、トレーニングといった本人の努力のみならず、生まれもった才能、つまり遺伝要因が影響している。運動能力を規定する機能的な遺伝子多型・変異が解明できれば、その遺伝子多型・変異が制御している遺伝子発現の増加や抑制を誘導させるトレーニング方法等の開発により運動能力の飛躍的向上が期待できる。本研究では、①トップアスリートの全ゲノム塩基配列の解析から瞬発系・持久系運動能力に関連する遺伝子多型・変異を同定し、②その遺伝子多型・変異によって調節される骨格筋や血液の遺伝子発現・生化学的な変化の検討から、運動能力に関連する遺伝子多型や変異の機能的役割を明らかにする。