包括的組織グライコームによる糖鎖分子ネットワークの構築と老化の客観的評価
Project/Area Number |
23K24759
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Project/Area Number (Other) |
22H03502 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
古川 潤一 名古屋大学, 糖鎖生命コア研究所, 特任教授 (30374193)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
萬谷 博 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (20321870)
三浦 信明 名古屋大学, 糖鎖生命コア研究所, 特任講師 (80372267)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,420,000 (Direct Cost: ¥13,400,000、Indirect Cost: ¥4,020,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2022: ¥7,800,000 (Direct Cost: ¥6,000,000、Indirect Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 老化 / 糖鎖 / ネットワーク / グライコミクス / 糖鎖ネットワーク / シアル酸 / 分子ネットワーク |
Outline of Research at the Start |
申請者はこれまでに特定のサブグライコームだけではなく、種々のサブグライコームを解析する技術の開発によって、細胞や血清の包括的なグ ライコームを利用した網羅的なバイオマーカ探索等を行ってきた。本申請課題では、申請者が有する独自技術を基盤として組織や体液の包括的なグライコーム(全糖鎖)解析法を確立し、組織横断的な総合グライコームを明らかにしていく。さらに老化に伴うグライコーム変化と糖鎖合成・代 謝に関わる遺伝子発現変動を統合した糖鎖分子ネットワーク変化を指標とした老化の客観的評価法についても精査する。
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Outline of Annual Research Achievements |
申請者はこれまでにN結合型糖鎖、O結合型糖鎖、スフィンゴ糖脂質糖鎖、グリコサミノグリカン、および遊離オリゴ糖の5種類の主要な複合糖質のサブグライコームを解析する技術(総合グライコミクス)を開発し、細胞や血清の包括的なグライコーム解析そして網羅的な糖鎖情報を利用したバイオマー カー探索等を行なってきた。本申請では申請者が開発してきた糖鎖解析の技術基盤を活用して、組織の包括的なグライコーム(全糖鎖)解析法のさらなる確立、さらに老化モデルマウスの様々な組織のサブグライコーム解析を実施するための研究基盤の整備を目的としている。昨年度開発したO型糖鎖の糖鎖異性体の識別法については、方法論のブラッシュアップを行い、新たなBEP法を構築し論文を投稿した。また本手法を用いて老化モデルマウスの血清中のO型糖鎖の解析を実施し、老化によって発現変動する糖鎖を見出した。またN型糖鎖解析については臓器横断的に解析を行い、共通の変動を示すクラスの糖鎖候補を見出した。また糖鎖ネットワークを構築するために測定したMSスペクトルから糖鎖候補を探索・推定するソフトウエアの開発も進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
申請者が開発してきたSALSA法をO型糖鎖に適用し、実施に老化マウスの解析を行い発現変動を示すシアリル化糖鎖を見いだしている。また本方法論は論文投稿中である。またN型糖鎖についても組織横断的な解析が完了している。糖鎖解析についても新しい糖鎖探索ツールの開発が進められている。今後はGSL糖鎖の解析を継続して行い、老化マウスの様々な組織のサブグライコームを用いた糖鎖ネットワークを構築していく。
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Strategy for Future Research Activity |
老化マウスの様々な組織について、O結合型糖鎖、スフィンゴ糖脂質糖鎖、グリコサミノグリカンなど他のクラスのサブグライコームの解析を引き続き実施していく。特にグリコーゲンは臓器によっては糖鎖解析を妨害するため、新たな前処理法を検討している。さらに遺伝子情報などと統合した糖鎖ネットワークを構築を検討していく。最終的には糖鎖による老化の客観的評価を行なっていくことを計画している
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Report
(2 results)
Research Products
(18 results)