Project/Area Number |
23K24783
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Project/Area Number (Other) |
22H03526 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
大和田 祐二 東北大学, 医学系研究科, 教授 (20292211)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前川 素子 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (50435731)
小林 周平 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (90851345)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,420,000 (Direct Cost: ¥13,400,000、Indirect Cost: ¥4,020,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,590,000 (Direct Cost: ¥4,300,000、Indirect Cost: ¥1,290,000)
Fiscal Year 2022: ¥7,280,000 (Direct Cost: ¥5,600,000、Indirect Cost: ¥1,680,000)
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Keywords | FABP5 / マクロファージ / 大腸がん / ミクログリア / アルツハイマー病 / 脂肪酸結合タンパク質 / 脂質栄養 / 脂肪酸 / アミロイド / 高脂肪食 / T細胞 / 炎症反応 / 肥満 |
Outline of Research at the Start |
免疫細胞内外の脂質栄養環境が、どのような分子メカニズムにより免疫機能制御に影響するかは未だ謎である。本申請では、マクロファージやミクログリアなどの免疫系細胞が、発達期脂質栄養によって、どのような機能修飾をうけ、腫瘍免疫等にどのような影響を及ぼすのか?について検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
腫瘍周囲や脳に存在する免疫系細胞は、がんや神経変性疾患の病態に関与している。本年度は主に、免疫系細胞の脂質代謝が腫瘍の増殖や神経疾患にいかなる影響を及ぼすかについて検討を行った。その結果、大腸がんの腫瘍内および周囲に集積する免疫系細胞であるマクロファージには脂質代謝に重要な役割を担う分子が発現しており、当該分子の遺伝子ノックアウトマウスを用いてマクロファージの脂質代謝を変化させると、興味深いことに大腸がんの増殖や浸潤が変化することを実験的に証明した。またすい臓やメラノーマ自体も、様々な脂質に対して、その増殖や浸潤を変化させることを、動物実験レベルで突き止めた。この結果は、腫瘍細胞内および周囲の免疫系細胞の脂質代謝の変化、さらには脂質栄養ががんの予後に深く関連している可能性を示している。また発達期脂質栄養の変化が、脳内マクロファージであるミクログリアの活性化状態を変化させ、アルツハイマー病の病因の1つとされるアミロイドタンパク質の凝集に深く関与することをアルツハイマー病モデルマウスの実験から明らかにした。この結果は脂質栄養の変化によって認知症の発症や進展に関与することを示す重要な知見である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
がんや神経変性疾患において、マクロファージをはじめとする免疫系細胞が病態に重要な役割を担っていることは実験的に証明することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
発達期脂質栄養の変化によって、各種免疫系細胞がいなかる機能修飾を受けるかについては、今後実験的に解析していく予定である。脳のマクロファージであるミクログリアについては既に研究着手しており、今後は他の免疫系細胞にも解析対象を広げる予定である。
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