Studies on carbohydrate epitopes associated with IgE-mediated food allergy
Project/Area Number |
23K24803
|
Project/Area Number (Other) |
22H03546 (2022-2023)
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
|
Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
奥田 徹哉 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 上級主任研究員 (20443179)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 純子 (仁尾純子) 長崎大学, 高度感染症研究センター, 准教授 (70447043)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
|
Budget Amount *help |
¥17,550,000 (Direct Cost: ¥13,500,000、Indirect Cost: ¥4,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2022: ¥7,410,000 (Direct Cost: ¥5,700,000、Indirect Cost: ¥1,710,000)
|
Keywords | 食物アレルギー / 糖鎖 / 抗体 / アレルゲン / IgE |
Outline of Research at the Start |
研究代表者らが確立した糖鎖への高効率な免疫誘導法を応用して、食物アレルゲンであるα-Gal糖鎖を認識するイムノグロブリンを産生するマウスを作成する。このマウスを研究のプラットフォームとして、IgEのエピトープとなりうる食物由来の糖鎖抗原を探索するための実験系を構築する。さらに、α-Gal糖鎖を特異的に認識する独自のモノクローナル抗体を作成して、当該抗体のエピトープが食物中のどのような組織に局在しているのかを調査し、その分子形態(糖脂質であるか、糖タンパク質であるかなど)についても明らかにする。
|
Outline of Annual Research Achievements |
新たに見つかった食物アレルゲンである、α-Gal(Galα1,3Gal-R)糖鎖を抗原として認識するイムノグロブリンを産生するマウスの作成を第一目標として、研究代表者らが確立した糖鎖への高効率な免疫誘導法をα-Galへと応用した研究を実施した。具体的には、α-Gal糖鎖への抗体誘導に適した免疫用リポソームを作製し、これをマウスに投与した際に、α-Gal糖鎖をエピトープ認識するイムノグロブリンの産生を効率よく誘導できる免疫条件の確立を試みた。免疫用リポソームには、リポソーム調製に適した糖脂質型のα-Gal糖鎖を抗原として用い、他の脂質成分との構成比を最適化した。これらをさまざまな系統のマウスに投与して、血清中の抗α-Gal抗体の誘導をイムノアッセイにて解析した。これらの検討の結果、高効率に抗α-Gal抗体の産生を誘導できる免疫条件を確立した。このマウスより採取した血清を研究試料として用い、IgEのエピトープとなりうる糖鎖抗原を探索できるイムノアッセイ実験系も構築した。さらに、抗α-Gal抗体の産生が確認されたマウスより脾臓細胞を採取してハイブリドーマを作製し、α-Galを特異的に認識する独自のモノクローナル抗体を取得を試みている。また、α-Gal糖鎖が食物中のどのような組織に局在しているのか、どのような分子形態(糖タンパク質であるか、糖脂質であるかなど)で存在しているのかを簡便に調査できるようにするため、取得を目指すモノクローナル抗体の酵素・蛍光分子による標識についての条件検討も進めた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在までの検討にて、α-Gal糖鎖への抗体誘導に適した免疫用リポソームの作製に成功しており、実際にこのリポソームを免疫したマウスより採取した血清中にα-Galに対するイムノグロブリンの産生を確認できている。また、この手法にてα-Gal糖鎖を免疫したマウスより採取した血清を用いて、IgEなど各種イムノグロブリンの含有量やこれらの抗体の糖鎖認識特性を解析する手法を確立できている。さらに、α-Gal糖鎖を認識する抗体を産生したマウスより採取した脾臓細胞を用いてハイブリドーマを作成し、 α-Gal糖鎖を認識する独自のモノクローナル抗体の取得を試みている状況にあり、総じて研究計画は順調に進んでいる。
|
Strategy for Future Research Activity |
α-Gal糖鎖に極めて特異的に反応するモノクローナル抗体を取得し、α-Gal糖鎖を含む食肉などを検体として各種イムノアッセイによる解析を実施し、この抗体の有用性を評価する。α-Gal糖鎖の検出における有用性が確認できたなら、様々な食物における当該抗体のエピトープの含有や各組織における局在、エピトープの分子形態(糖タンパク質であるか、糖脂質であるかなど)について解析する。さらに、抗α-Gal抗体に特徴ある可変領域遺伝子の同定を期待して、当該抗体の可変領域を構成する遺伝子の塩基配列を解析する。目的に適う遺伝子配列が見つかった場合、当該遺伝子配列を用いたα-Galアレルギーの遺伝子診断に資する実験系を構築する。以上の検討にて確立した基盤技術を組み合わせて、食物アレルゲンとしてのポテンシャルを有する新たな食物由来の糖鎖抗原を探索する。
|
Report
(1 results)
Research Products
(18 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Journal Article] ATP spreads inflammation to other limbs through crosstalk between sensory neurons and interneurons2022
Author(s)
Hasebe, R., K. Murakami, M. Harada, N. Halaka, H. Nakagawa, F. Kawano, Y. Ohira, T. Kawamoto, F.E. Yull, T.S. Blackwell, J. Nio-Kobayashi, T. Iwanaga, M. Watanabe, N. Watanabe, H. Hotta, T. Yamashita, D. Kamimura, Y. Tanaka, and M. Murakami
-
Journal Title
J. Exp. Med.
Volume: 219 (6)
Issue: 6
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
-
-
-
-
-
-
-