Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究は通常では因果効果の識別ができないが応用研究でしばしば生じるデータ状況において、どのようなデザインや補助情報が存在する場合に因果効果の推定が可能になるかの識別条件の探索、および効率的な推定量の開発、関連分野の応用を行う。具体的には「アウトカム」「介入対象ラベル」「介入とアウトカムに関連する共変量」「実際の介入遵守のラベル」などが同時ではなく、複数のデータソースから部分的にしか得られない状況での因果効果や因果効果の異質性の推定を行う。またこれらの方法論の開発と同時にマーケティング・医学・教育学での応用研究を行い提案した枠組みと方法論の妥当性、応用可能性を示す。