Project/Area Number |
23K24821
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Project/Area Number (Other) |
22H03565 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 60050:Software-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
品川 高廣 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (40361745)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深井 貴明 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (00871328)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,160,000 (Direct Cost: ¥13,200,000、Indirect Cost: ¥3,960,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2022: ¥8,710,000 (Direct Cost: ¥6,700,000、Indirect Cost: ¥2,010,000)
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Keywords | 仮想化技術 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、申請者らが研究を続けてきた準パススルー型仮想化技術を発展させて、パススルーの内容や度合いなど仮想化の「重み」を実行時に変更できるようにして、目的に応じた機能と性能のバランスをとることを目指す。また、アーキテクチャの異なるCPU間でも、共通の概念をまとめて抽象化しつつも、各CPU固有の特徴を生かしたオプション機能を追加可能にすることで、汎用的な目的特化型の仮想化ソフトウェアを実現することも目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、まず1つ目の学術的問い「(a)目的に応じた仮想化ウェイトを実現するためにはどのような体系化が必要か?」に答えるために、実際にハイパーバイザの rejuvenation を目的として、仮想化全体のon/offを動的に変更できるシステムの詳細な評価をおこなって、その効果を確認する実験をおこなった。具体的には、従来の仮想化システムにおいて仮想化のオーバーヘッドが発生する部分であるネステッドページング、割り込み、I/Oアクセスといったコンポーネントにおいてどの程度のオーバーヘッドが生じるのかに関して詳細な性能実験をおこない、その部分をon/offすることでどのようなアプリケーションにおいてどのような性能オーバーヘッドが生じるのかを分析した。これにより、提案方式との比較においてどの部分がポイントになるかが明らかになった。 また、本研究の2つ目の学術的問い「(b)種類の異なるCPU間の仮想化技術をどのように抽象化・一般化できるのか?」に答えるために、Armアーキテクチャにおける仮想化ウェイト変動機構の設計と、Intel/Amdアーキテクチャとの違いを吸収するための仕組みについて、調査・機能分析・設計をおこなった。具体的には、Armアーキテクチャにおいて軽量な仮想化をおこなうハイパーバイザをベースに仮想化ウェイトを変動させる仕組みを実現することで、異機種間連携のための仕組みの実現に向けた知見を得ることができた。これにより、来年度において詳細な性能評価を行うための基盤が実現できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の2つの学術的問い「(a)目的に応じた仮想化ウェイトを実現するためにはどのような体系化が必要か?」及び「(b)種類の異なるCPU間の仮想化技術をどのように抽象化・一般化できるのか?」に答えるための研究計画を概ね当初想定通りの進捗で実施しており、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度実施した研究の成果も踏まえて研究内容を微修正しつつも、当初目的に向けて概ね計画通りに研究を推進していく予定である。
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