Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
現代暗号学において、公開鍵暗号の安全性として識別不可能性(IND)を考えることが標準的であるが、INDは計算困難問題の中でも判定問題の困難性に直接的に依存することが多い。本研究では、INDが依存する判定問題の困難性を、帰着計算量による評価技術の深化、情報理論及び統計的手法による評価技術の深化、機械学習による評価技術の開拓等、多角的視点から総合的に評価する新機軸システムを開発し、公開鍵暗号のIND安全性強度及び鍵サイズを現状よりも精密かつ定量的に評価する。