Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
近年,低エネルギーコスト,低環境負荷な物質分離法の一つとして,多孔性固体材料の利用が注目されている。目的物質を難分離性混合物中から高効率かつ高選択的に捕捉し,さらに,その選択性を制御できるような材料や方法論が開発できれば,分離プロセスの高効率化につながる。本研究では,環状ホスト分子などが形成する結晶の性質と新しい手法の融合により,相互分離が難しい様々な有機分子やレアメタルをそのサイズや性質を識別して高効率・高選択的に分離する方法と,その選択性を簡便に制御する方法を確立することで,適用性が広く精密な物質分離法を開発する。