Project/Area Number |
23K25071
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Project/Area Number (Other) |
22H03817 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 64060:Environmental policy and social systems-related
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
松本 健一 東洋大学, 経済学部, 教授 (00534570)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 裕基 関西大学, 経済学部, 准教授 (00757974)
重富 陽介 立命館大学, 理工学部, 准教授 (30780358)
深澤 春香 (大橋春香) 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (60868066)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,290,000 (Direct Cost: ¥13,300,000、Indirect Cost: ¥3,990,000)
Fiscal Year 2024: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2023: ¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,850,000 (Direct Cost: ¥4,500,000、Indirect Cost: ¥1,350,000)
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Keywords | 気候変動 / 生物多様性 / 経済分析 / 農林水産業 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、気候変動に伴う生物多様性の損失が農林水産業の生産性への影響を通じてグローバル経済に及ぼす影響を解明する。そのため、まず気候変動と生物多様性損失の関係を生物多様性モデルにより、生物多様性損失と農林水産業における生産性の関係を計量経済モデルにより、全世界を対象に明らかにする。そして、明らかになった関係をグローバル経済モデルに導入し、将来の気候変動によるグローバル経済への影響を解明する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は3つのサブテーマ(①「気候変動と生物多様性損失の関係」、②「生物多様性損失と農林水産業における生産性の関係」、③「グローバル経済モデルによる生物多様性損失の経済的評価」)で構成している。2023年度は以下の研究を実施した。 サブテーマ①では、まず、当初計画で2022年度に予定していた研究を実施し、次に当初計画で2023年度に予定していた研究を開始した。具体的には、節足動物に関するデータの収集とモデルの構築・分析、海洋の環境データの整備、魚類に関するデータの収集と環境データを用いたモデルの構築・分析の一部である。加えて、関連研究として、土地利用変化と気候変動が生物多様性におよぼす影響についてシナリオ研究により評価した。当初予定していた2023年度の研究は完了していないため、今後実施していく予定である。 サブテーマ②は、計量経済モデルを用いて生物多様性の損失が農林水産業の生産性に与える影響の分析を行うものであるが、2023年度はまず、2022年度に進めてきた水産業の分析をほぼ完了させた。また、グローバルな森林面積等の生物多様性と密接に関連するデータの収集・整備を行い、森林生態系に関する分析を進めるための準備を開始した。これらのデータは整備完了後に、最終年度の研究で利用する予定である。 サブテーマ③では、サブテーマ①・②の結果をグローバル経済モデルに導入するためのモデルの整備を行った。そして、同モデルを用いて、気候変動が生物多様性・農林水産業に及ぼす影響を通じてグローバル経済に与える影響の分析を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度に発生した遅れ(研究分担者の育児休業取得によるもの)は取り戻しつつあるが、その影響により当初の予定よりも若干の遅れは見られる。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は研究課題の最終年度に当たるため、研究参加者間で密に連携をとり、これまで生じた遅れを取り戻しつつ、生物多様性・農林水産業の生産性・グローバル経済の影響を明らかにするという最終目標の達成に向けて研究を進めていく。
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