Project/Area Number |
23K25073
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Project/Area Number (Other) |
22H03819 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 64060:Environmental policy and social systems-related
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Research Institution | Forest Research and Management Organization |
Principal Investigator |
八巻 一成 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (80353895)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 透 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (40353627)
柴崎 茂光 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (90345190)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥9,360,000 (Direct Cost: ¥7,200,000、Indirect Cost: ¥2,160,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
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Keywords | 半自然草原 / コモンズ / 過小利用 / 管理 / 社会システム / 過少利用 / ガバナンス / 時空間解析 / 生物多様性 |
Outline of Research at the Start |
人為的に維持されてきた自然に対する働きかけの縮小によって、半自然草原が消滅の危機にある中、その役割を現代社会の中で位置付け直すとともに、新たな管理形態とそれを支える法制度や行政支援等のあり方を提示する必要がある。 本研究では、1.半自然草原の減少過程を明らかにするとともにその社会的要因を特定し、2.その管理形態の変化に大きく作用した要因を明らかにすることで、3.半自然草原の過少利用克服のあり方を示す。
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Outline of Annual Research Achievements |
全国の半自然草原の管理状況のタイプ分けを行い、全体的な管理実態を把握すること。分析に用いたのは、一般社団法人全国草原再生ネ ットワークが実施したアンケートの調査結果である。またこの分析を通して、調査対象地域を選定し、分析に必要な資料の収集を行うこととした。分析結果より、草原の維持管理には市町村に加えて集落の役割も大きく、地元コミュティの負担が大きくなっていること、また、NPOによる管理やボランティアの参加等も見られることが分かった。 そこで、多様な管理形態の草原が分布する阿蘇地域の市町村を単位として、各地域における草原面積の変遷に関する資料収集を行った。その結果、草原面積を記した統計データは存在しないことが判明したことから、各種二次資料に掲載されているデータを収集し、面積の変遷を辿ることを試みた。また、地図等のデータから草原面積を図示したGISデータを熊本県から入手し、面積の算出作業を進めた。 さらに、長野県木曽町開田高原を対象にして現在までの草原面積の変遷を明らかにすることとした。ウェブを利用して収集できる旧版地形図、空中写真、植生図のGISへの取込、統計資料からの統計値の数値化を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
各分担者の役割を踏まえつつ、連携しながら計画通りに研究進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度の成果を踏まえて次年度以降も計画的に進めていく。
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