Exploration of agricultural and rural development approaches in the SDGs era: Empirical research on the effectiveness of nutrition-oriented agriculture.
Project/Area Number |
23K25089
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Project/Area Number (Other) |
22H03835 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 80010:Area studies-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
伊藤 香純 名古屋大学, 農学国際教育研究センター, 准教授 (10467334)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜野 充 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 講師 (30626586)
野村 久子 九州大学, 農学研究院, 准教授 (60597277)
服部 浩之 東北大学, 農学研究科, 助教 (60882579)
馬場 多聞 立命館大学, 文学部, 准教授 (70756501)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥15,730,000 (Direct Cost: ¥12,100,000、Indirect Cost: ¥3,630,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
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Keywords | 栄養配慮型農業 / 農業農村開発 / 援助アプローチ / カンボジア / 国際協力 / 栄養に配慮した農業 / 農業・農村開発 / 新たなアプローチ / SDGs / 途上国 / アプローチ |
Outline of Research at the Start |
本研究は、1)食事の慣行・栄養状況の実態解明、2)農家における農業活動・生計活動の実態解明、3)食品の機能性成分・効能の解明と栄養改善メニューの開発、4)栄養に配慮した農業の実践とその評価、5)栄養に配慮した農業・農村開発アプローチの有効性の検証の5つの研究にて構成される。これらの研究について、カンボジアを主な研究対象国として実施し、各研究成果を段階的に達成することで、「開発途上国おいて、地域住民の栄養改善に必要とされる農作物に基軸をおいた農業生産の有効性について、定性的・定量的な分析を通じて評価し、SDGs時代に即した新たな農村開発アプローチの有効性を検証する」ことを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、開発途上国における農業・農村開発について、持続可能な開発目標(SDGs) の達成を目指す現代に即した新たなアプローチを探求するものである。 農業と栄養改善は、ともに「食料」に関わり、SDGsでは同じ目標2に位置づけられている。 これまで別々にアプローチされてきたが、栄養改善の推進には食料生産を担う農業との連携 が効果的であることから、「栄養を配慮した農業」という新たなコンセプトが示されるよう になってきた。しかし、農業生産者が得られる利益やメリットは明らかになっていないこと から、農業生産者による積極的な栄養配慮には至っていない。本研究は、カンボジアを事例 として地域住民の栄養に配慮した農業を実践し、農業従事者への正負の利益について定性 的・定評的に評価し、SDGs目標2の達成を目指す新たな農業・農村開発アプローチとしての 有効性を検証する。 2022年度は、Covid-19に関わる国内外の各種規制により研究者の現地渡航が困難となり、現地の共同研究者を通じた情報収集ならびに調査準備を実施した。2023年度は、対象地域における不足栄養素に関する情報収集ならびに、栄養改善活動への農作物の販売・提供を実施している事例の有無について調査を実施し、調査対象国において複数の事例を把握した。これらの事例の中から、詳細調査の対象となりうる事例を複数選択し、2024年度の調査に向けて調査票の準備などを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度は、コロナウィルス感染症の蔓延に伴う研究対象地域および日本への入国規制などにより、一部研究メンバーの現地渡航に制限が生じた。同年度に実施予定であった現地調査の一部については、2023年度に実施したが、実施予定であった調査の一部について、完了に至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、2022年度に計画されていた調査研究の着手には至っているが、当初計画の一部は完了には至っていないため、2024年度に併せて実施する。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)