Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究では、従来のマクロな指標に基づく流動把握とは異なる動体個々の動きのデータの収集と解析に基づく「ミクロ流動把握」を提案し、そのモデルと方法論を解明する。従来のマクロな統計データ等に基づく観光動態把握では、利用可能なデータとその分析結果に対して、実態が反映されていないとの疑問が呈されることがある。これには、適切なデータが得られていない、データの解析法が不完全である、分析者の確証バイアスのために正しく解釈されていない、などの課題があると考えられる。この課題の解決のために、個体の活動のセンシング技術、ミクロデータからのマクロ把握のモデル化と理論的体系、客観的分析のためのツールの開発、を行う。