Project/Area Number |
23K25115
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Project/Area Number (Other) |
22H03861 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 80030:Gender studies-related
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
中塚 幹也 岡山大学, 保健学域, 教授 (40273990)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宍戸 圭介 岡山大学, ヘルスシステム統合科学学域, 教授 (10524936)
粟屋 剛 岡山商科大学, 法学部, 特任教授 (20151194)
建石 真公子 法政大学, ボアソナード記念現代法研究所, 研究員 (20308795)
関 明穂 岡山大学, 保健学研究科, 客員研究員 (20314685)
三浦 朋子 亜細亜大学, 法学部, 准教授 (70586479)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,160,000 (Direct Cost: ¥13,200,000、Indirect Cost: ¥3,960,000)
Fiscal Year 2025: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
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Keywords | LGBTQ / 性的マイノリティ / ライフプラン / 家族形成 / 就労 / 生殖医療 / 配偶子提供 / 養子縁組 / 出自を知る権利 / 精子取引 |
Outline of Research at the Start |
日本では「性的マイノリティ(LGBTQ)当事者はいないもの」として法律・制度などが作られてきた。このため、LGBTQ当事者には異性愛・シスジェンダーである社会のマジョリティが享受している結婚や生殖医療で子どもを持つことなどの権利が与えられていない状況がある。このため、「LGBTQ当事者の家族形成の実現に向けて」実態調査を実施し、具体的な課題と対応策を示し政策提言をする。また、「LGBTQの子どもを念頭においたライフプラン教育の実現に向けて」実態調査を利用し、教材や授業プランを作成、全国の学校で普及させることで、LGBTQの子どもの高率な自殺や不登校を予防、寛容な社会・世論を醸成する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年7月8日に公開セミナー「LGBTの子どもはライフプランを立てられるのか?LGBTQと法律」を開催し,LGBT理解増進法,性同一性障害特例法,生殖医療民法特例法に関連して,生殖医療により子どもを持ったLGBTQ当事者,支援団体代表,法学者,倫理学者などによるシンポジウムを開催した.また,子ども・大人からの質問「なぜ,性的指向や性自認による差別はいけないのか」「性別変更の要件としての性別適合手術は合憲か」「LGBTQ当事者は子どもを持ってはいけないのか」「日本は,すべての人が生きやすい社会か」に答えた.さらに,この議論をもとに動画コンテンツを制作し配信している. 国内外のライフプラン教育・倫理教育に関する資材を収集し,これらを参考に独自の教材を試作し,LGBTQ当事者などの意見を聞いた, 全国の養子縁組・里親制度の斡旋団体等,教育関係者への聞き取り調査を実施した.また,同性パートナーシップを実施する自治体の職員や議員,国会議員などに取材し課題を聞いた. 教員における「性の多様性」「LGBTQの子どものライフプラン」などに関する教育の実態や意識を明らかにするためのアンケート調査を実施し解析した. 岡山県において、試作したLGBTQ当事者も含めた子どもを対象として試作したライフプラン教育・倫理教育用の資材案を,小学・中学・高校の教員,性教育等を行う産婦人科医や助産師に提示し評価を得たうえで,教材を作成し,中学生,高校生への配布を開始した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
公開セミナー,学会でのシンポジウムなどを予定通り実施し,LGBTQ当事者,支援団体関連者,学者との議論も行った.LGBTQ当事者や自治体職員,教員などからの意見聴取や,予定していた調査も実施した.さらに,教材の製作も行った.
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Strategy for Future Research Activity |
教材を公開、性教育・ライフプラン・倫理教育の関連者への公開シンポジウムの開催、全国の生殖医療実施施設の代表者への実態・意識調査、LGBTQの子どもを念頭においたライフプラン教育・倫理教育用の教材を使用した授業の試行、児童・生徒・学生、さらに、その保護者の意識調査を行う.
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