Project/Area Number |
23K25187
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Project/Area Number (Other) |
22H03933 (2022-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90110:Biomedical engineering-related
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
石島 歩 北海道大学, 電子科学研究所, 助教 (80822676)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,460,000 (Direct Cost: ¥14,200,000、Indirect Cost: ¥4,260,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥17,680,000 (Direct Cost: ¥13,600,000、Indirect Cost: ¥4,080,000)
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Keywords | 細胞イメージング / 分光計測 / 非弾性散乱光 / 非弾性散乱 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,光の非弾性散乱を活用することで細胞の様々な特性の高速,ラベルフリーかつ非侵襲なイメージングを実現することで,新たな診断基軸とした細胞診断法を実現することにある.1細胞レベル以下の空間分解能を有しながら,多量の細胞群に対して多変量統合解析を可能とし,生命現象の詳細な理解を促進するとともに,疾患の原因解明や新規診断治療法の創出につなげ,健康長寿社会の実現に貢献する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,光の非弾性散乱を活用することで細胞の様々な特性の高速,ラベルフリーかつ非侵襲なイメージングを実現することで,新たな細胞診断法を実現することを目的に研究を実施している.1細胞レベル以下の空間分解能を有しながら,多量の細胞群に対して多変量統合解析を可能とし,生命現象の詳細な理解を促進するとともに,疾患の原因解明や新規診断治療法の創出につなげ,健康長寿社会の実現に貢献する.研究期間内における目標値として空間分解能<1 μm,画像取得時間< 30 msを達成するラベルフリーイメージング技術を確立することで,100 cells/sの解析速度を有する多変量同時解析イメージング型サイトメーターを開発する. 研究項目として,1)顕微分光システムの開発,2)三次元細胞イメージング,3)顕微イメージング分光フローサイトメーターの開発を設定している.昨年度に研究機関の異動があったため,本年度は新組織で構築した顕微分光システムの動作確認,非生物試料のイメージング,顕微分光システムの高速化に関わる技術開発に取り組んだ.技術開発の具体的な内容としては,プローブ光を空間光変調器を用いて波形整形することで,スペクトル毎の光強度を変調し,従来よりも計測速度を高速化した.ここで,所望の波形に整形するために,空間光変調器と分光器の間にフィードバックループを組んだ.構築したシステムを用い,薄膜試料のイメージングを行い,計測速度が向上したことを実験的に示した.加えて,光波形整形による高速化に関する理論検討を行い,光波形整形を行うことで50倍以上の高速化が見込めることを示めした.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究項目として,1)顕微分光システムの開発,2)三次元細胞イメージング,3)顕微イメージング分光フローサイトメーターの開発を設定している.昨年度に研究機関の異動があったため,本年度は新組織で構築した顕微分光システムの動作確認,非生物試料のイメージング,顕微分光システムの高速化に関わる技術開発に取り組んだ.技術開発の具体的な内容としては,プローブ光を空間光変調器を用いて波形整形することで,スペクトル毎の光強度を変調し,従来よりも計測速度を高速化した.ここで,所望の波形に整形するために,空間光変調器と分光器の間にフィードバックループを組んだ.構築したシステムを用いた薄膜試料のイメージングを行い,計測速度が向上したことを実験的に示した.加えて,光波形整形による高速化に関する理論検討を行い,光波形整形を行うことで50倍以上の高速化が見込めることが示唆された.
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Strategy for Future Research Activity |
まずは,本年度の理論的検討において明らかとなったイメージング速度の向上率を実験的に実証する.そのためには,一部の光学設計と制御プログラムを見直し,システムの改良を行う必要がある.システムの改良を迅速に終え,細胞イメージング実験に移ることを予定している.その後,年度内に研究結果を論文発表することを目標にする.加えて,分子イメージングが可能なシステムを導入し,細胞の多変量解析できる基盤を作り上げる.
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)