Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
生体材料研究においてマクロファージの極性(炎症性・抗炎症性)や集合が重要と考えられている。本研究課題の目的は、生きたマクロファージの極性評価系を確立し、生体材料特性との相関を解明することである。ゲノム編集技術を用いた相同組換えにより極性マーカーに発光タグを挿入したマクロファージを作製し、生きたマクロファージの極性を経時的に計測する評価系を確立する。マイクロからメソの種々のスケールのマクロファージの生体材料に対する応答を調査し、材料特性との関係を明らかにする。本研究は、新たな評価系の開発によりマクロファージの極性・集合に関する知見と生体材料の設計指針を提供できる可能性を有する。