Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
ウイルス感染に伴う致死的な急性呼吸促迫症候群(ARDS)の主な原因はサイトカインの過剰な産生状態(サイトカインストーム)によるものと考えられている。そのため大量のステロイド投与による抗炎症治療などが行われているが、重度くな副作用に疑問が持たれている。そこで本申請では、生体内で日々繰り返されているアポトーシス細胞の抗炎症メカニズムに着目し、アポトーシス細胞模倣型高分子の設計と、その抗炎症誘導によるサイトカインストームの抑制効果の検証、およびARDSの早期治療法の開発を行うことを目的とする。