Project/Area Number |
23K25245
|
Project/Area Number (Other) |
22H03991 (2022-2023)
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2022-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90150:Medical assistive technology-related
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
清水 如代 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (40620993)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 健嗣 筑波大学, システム情報系, 教授 (30350474)
丸島 愛樹 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (40722525)
國府田 正雄 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (50361449)
六崎 裕高 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (50550927)
石本 立 茨城県立医療大学, 付属病院, 講師 (60938059)
羽田 康司 筑波大学, 医学医療系, 教授 (80317700)
松下 明 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 講師 (80532481)
根本 清貴 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (80550152)
門根 秀樹 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (90599820)
久保田 茂希 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (90763798)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
|
Budget Amount *help |
¥13,650,000 (Direct Cost: ¥10,500,000、Indirect Cost: ¥3,150,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2022: ¥10,010,000 (Direct Cost: ¥7,700,000、Indirect Cost: ¥2,310,000)
|
Keywords | 脊髄損傷 / 上肢駆動HAL / 下肢・四肢麻痺 / 随意的筋活動 / fMRI / 完全対麻痺 / 装着型サイボーグHAL / ロボットスーツHAL |
Outline of Research at the Start |
装着者の神経筋活動を感知して四肢を動かすことのできるロボットスーツHALを使用し、麻痺肢の随意的な訓練を行ってきた。完全対麻痺患者に対して、両上肢をトリガーとして歩行訓練を行うことで、下肢の随意的筋活動が改善、および脳活動が変化すると考えられる。脊髄損傷四肢・対麻痺患者の新たなリハビリテーションとしてプロトコルを構築することを目的とする。
|
Outline of Annual Research Achievements |
研究目的)脊髄損傷は、ADLの制約、QOLの低下を招く治療困難な病態で、麻痺肢の回復は困難と考えられてきた。しかし再生医療やリハビリテーションロボットの研究が進むことによって、麻痺肢へのアプローチが注目されてきている。筆者らは、装着者の神経筋活動を感知して四肢を動かすことのできるロボット:装着型サイボーグHALを使用し、麻痺肢の随意的な訓練を行ってきた。完全対麻痺患者に対して、両上肢をトリガーとして歩行訓練を行うことで、下肢の随意的筋活動が改善する例を経験した。また、両上肢麻痺の症例に対して、片側にHALを使用し肘伸展訓練を行うことで、両側とも即時性に肘伸展筋活動が改善する例を経験した。以上より、即時性・両側性に機能改善がみられることから頭部へのフィードバックがおこると考察し、介入前後の安静時fMRIを評価することで、脳機能を評価し、本法を脊髄損傷四肢・対麻痺患者の新たなリハビリテーションとしてプロトコルを構築することを目的とする。 研究実績) 完全対麻痺者2名に対して、介入前に表面筋電図検査およびモーションキャプチャによる下肢筋活動評価を行った。計10回、上肢運動をトリガーとしたHAL歩行訓練(T-HAL法)を行った。2名とも介入後に股関節屈筋及び膝関節伸展筋の筋活動が改善した。 また、同プロトコルで実施した胸椎損傷症例8例について解析したところ、4名で股関節屈筋及び膝関節伸筋の筋活動改善を認めた。改善例は、神経学的損傷高位がT8からT11であり、脊髄円錐レベルの損傷患者では、T-HAL法による下肢筋活動が改善する可能性があると考察した。まだ改善例におけるfMRI解析を継続している。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
fMRI撮影を実施しているが、その解析が遅れている。解析が煩雑であり、データ処理、プロトコル決定をした。翌年度に解析を実施できる見込みである。
|
Strategy for Future Research Activity |
今までに蓄積した筋電図データ及びfMRIデータの解析を行い、論文化、国際学会での発表を予定している。
|