| Project/Area Number |
23K25267
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| Project/Area Number (Other) |
23H00570 (2023)
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 01030:Religious studies-related
Basic Section 01020:Chinese philosophy, Indian philosophy and Buddhist philosophy-related
Basic Section 01040:History of thought-related
Sections That Are Subject to Joint Review: Basic Section01020:Chinese philosophy, Indian philosophy and Buddhist philosophy-related , Basic Section01030:Religious studies-related , Basic Section01040:History of thought-related
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| Research Institution | Tenri University |
Principal Investigator |
澤井 真 天理大学, 人文学部, 准教授 (40773734)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野元 晋 慶應義塾大学, 言語文化研究所(三田), 教授 (10276420)
高橋 圭 東洋大学, 文学部, 教授 (60449080)
丸山 大介 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 人文社会科学群, 准教授 (60749026)
井上 貴恵 明治大学, 文学部, 専任講師 (70845255)
今松 泰 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 特任准教授 (80598938)
近藤 文哉 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員(ポスト・ドクター) (30881130)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥15,210,000 (Direct Cost: ¥11,700,000、Indirect Cost: ¥3,510,000)
Fiscal Year 2025: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥6,760,000 (Direct Cost: ¥5,200,000、Indirect Cost: ¥1,560,000)
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| Keywords | イスラーム神秘主義 / スーフィズム / 権威 / スーフィー的なるもの / タリーカ / イスラーム思想 / 聖者 / ウラマー / カリフ / アイデンティティ / 権力 / 霊的権威 / 宗教的権威 / 政治的権威 |
| Outline of Research at the Start |
イスラーム神秘主義の担い手であるスーフィーらは、法学や神学などの既存の学問分野が成立しつつあった9世紀以降に登場した。それゆえ、イスラームの学問体系においては、ときにマイノリティになったり迫害の対象になったりしてきた。その一方で、彼らは預言者からの霊的系譜を主張することで自らの主張を権威づけるとともに、聖者崇敬と結びつくことで民衆からの支持を集めることに成功した。本研究は、スーフィーらを取り巻く状況を「権威」や「権力」という視点から考察することで、イスラーム神秘主義がその学問的・思想的アイデンティティをいかに形成しようとしてきたかを明らかにする。
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| Outline of Annual Research Achievements |
2年目は、主に国内学会でのパネル企画による発表を通して、イスラーム神秘主義(スーフィズム)における権威の構造について考察した。まず、澤井・高橋・丸山・近藤は、日本中東学会第40回学術大会において、パネル企画「『スーフィー的なるもの』を問う」を通して、スーフィーを取り巻く状況に介在する権威について考察した。「スーフィー的なるもの」という概念は、イスラーム神秘主義に関する言説や知が、その担い手によって可変的に変動する点を指摘するために導入されたものである。つまり、「スーフィー的である/スーフィー的ではない」と、当事者たちによって、組み入れられたり排除されたりするなかに、自らのスーフィー理解が投影されることになる。 さらに、井上・野元・今松は、日本宗教学会第83回学術大会において、パネル企画「啓示のその後─イスラームにおける『権威』の維持と継続─」を編成した。このパネルでは、スーフィズムやシーア派思想などのイスラーム思想において、権威構造がいかに形成され、可視化されていくかを組織形成や権威の移譲という視点から考察した。 パネル企画の編成を通して、各自が扱う研究対象における権威を単に考察するだけではなく、同じ視座から捉えなおしたときに見られる異同を明らかにすることによって、イスラーム神秘主義における権威をより多角的に考察することができた。 さらに、アウトプットを支えるインプットとして、昨年度に引き続いてオンラインによる読書会を毎月開催した。テクストの読解を通して、自らの意見や認識を言語化するばかりでなく、研究対象をまじえた説明を通して、これまでと異なった視点から研究対象を新たに見つめることで、研究成果の発信と有機的に連動させることができた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
研究代表者、ならびに研究分担者の全員が、学術大会においてパネル企画に参画し共同研究を進めることができた。こうした背景には、1年目に引き続いて実施された読書会がある。イスラーム神秘主義における「権威」についての共通認識─この語の捉えにくさも含めて─を互いに醸成するなかで、自らの研究対象への視座をより洗練することが可能となった。その議論は、権威の構造を明らかにするうえでの、新しい視座を生み出すことが可能となった。そればかりでなく、今後の研究課題につながる問題意識が芽生えたことは、当初の計画以上の進展とみなすことができる。
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| Strategy for Future Research Activity |
最終年度の3年目に向けて、共同研究を加速化するために国際会議でのパネル企画を計画する。具体的には、国際宗教学宗教史会議(International Association for the History of Religions)において、研究協力者をまじえた2つのパネルを編成し、これまでの研究成果を海外の研究者たちに問うことにしたい。また、国際会議での発表に向けて、互いの意見を交換することで、当該研究に関する新しい知見を拓くことを目指す。
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