| Project/Area Number |
23K25270
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| Project/Area Number (Other) |
23H00573 (2023)
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 01040:History of thought-related
Basic Section 01020:Chinese philosophy, Indian philosophy and Buddhist philosophy-related
Basic Section 01030:Religious studies-related
Sections That Are Subject to Joint Review: Basic Section01020:Chinese philosophy, Indian philosophy and Buddhist philosophy-related , Basic Section01030:Religious studies-related , Basic Section01040:History of thought-related
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| Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
野尻 英一 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (30308233)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 和之 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (00293118)
吉田 尚史 早稲田大学, 人間科学学術院, その他(招聘研究員) (10408833)
池松 辰男 島根大学, 学術研究院教育学系, 講師 (10804411)
高橋 一行 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員(客員研究員) (60277720)
吉松 覚 帝京大学, 外国語学部, 講師 (60938520)
三重野 清顕 東洋大学, 文学部, 教授 (70714533)
小川 歩人 大阪大学, 学際大学院機構, 特任講師(常勤) (90850462)
飯泉 佑介 福岡大学, 人文学部, 准教授 (40992293)
佐藤 愛 青山学院大学, 総合文化政策学部, 特別研究員(PD) (00779556)
高橋 若木 大正大学, 地域創生学部, 准教授 (90734533)
信友 建志 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 准教授 (60735348)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥18,460,000 (Direct Cost: ¥14,200,000、Indirect Cost: ¥4,260,000)
Fiscal Year 2027: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2026: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
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| Keywords | ジジェク / ヘーゲル / ラカン / ドイツ観念論 / 精神分析 / リュブリャナ精神分析学派 / Less Than Nothing / Hegel in a Wired Brain / 哲学 / IJZS |
| Outline of Research at the Start |
本研究プロジェクトは、世界的に活躍する現代の哲学者スラヴォイ・ジジェク(1949-)の思想を総合的に解明・評価するための研究基盤形成を目的とする。具体的には、主にジジェク思想が大きく依拠しているヘーゲルとラカンの思想解釈に焦点をあて、データベースを作成、専門家による解析と注釈を加え公開する作業により、総合的解明のための研究基盤と指標を得ることを目標とする。ヘーゲル、ラカンなど個別領野の研究にも発展的な刺激をフィードバックする効果を狙う。国際シンポジウムの開催、ジジェク翻訳書、学会誌特集号の出版を予定。ジジェクを主題とした科学研究費プロジェクトは本邦初となる。
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| Outline of Annual Research Achievements |
2023年度に引き続き2024年度は10回の研究会を実施した。これまでの2年度の総数として20回の研究会を実施しており、うち年間の総括と翌年度の計画を検討する総会は2回実施している。データーベース作成については予算不足から業者発注による専用システムの開発は断念し、web上でフリーのプラットフォームで作成している。毎回研究会は、以下の内容で行っている。 (1)データベースミーティングによるLess Than Nothingのヘーゲル論(Chapter 4)、ラカン論(Chapter 8)の検討とコメンタール(注釈)付け。 (2)論文集を目指した個人研究発表および討論。 また研究会とは別に、 (3)翻訳ミーティングを並行して毎週1回のペースで継続しており、Hegel in a Wired Brainの翻訳の後半に入っている。201頁中153頁(76%)まで終了。 全体として密度の高い研究活動を実施しており、(1)の成果として日本ヘーゲル学会、日本病跡学会におけるシンポジウムの実施を予定、(2)の成果として International Journal of Zizek Studies 誌の本プロジェクトによる特集号の発刊を予定、(3)の成果としてHegel in a Wired Brainの邦訳書出版を予定している。この三件はいずれも助成期間中に実現の見込みとなっており、研究プロジェクトは順調に進捗している。これらプロジェクトによるチーム研究体制を背景に、個々の研究分担者も活発にそれぞれの研究を進めており、発表論文の総数は13本、発表は31回、書籍は6冊に上る。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
チームの人間関係は良好、メンバーのモチベーションも高く、質の高い研究会運営が継続できている。2024年度初頭にInternational Journal of Zizek Studies誌編集委員会から本プロジェクトチームによる特集号発刊の確約が取れたことが功を奏し、メンバーのモチベーションはいっそう上がったと思われる。またチームの活動は、研究協力者ポジションとして参加している博士号取得前後の若手のキャリアパスとしても機能を始めている。 研究分担者を増加したため、資金は全体的には不足がちとなり、当初構想していた業者発注によるデータベースシステム構築は見送り、フリーシステムによる作成となった。また可能であったら実現したかった構想として、ジジェク本人や周辺のリュブリャナ精神分析学派の研究者を招いてのイベント開催などについても、資金は不足しており、本プロジェクトでは見送りの可能性があるが、研究代表者(野尻)が渡欧しコネクションだけは付ける予定。一方で、特集号一冊、その日本語版出版一冊、翻訳書一冊が本プロジェクトから生まれる予定で順調に経過しており、学会シンポジウム二件の予定と合わせて、プロジェクト全体としての生産性は高く維持できている。
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| Strategy for Future Research Activity |
重要な研究成果発表の場としてInternational Journal of Zizek Studies誌との交渉を行った結果、想定よりも早く研究チームによる特集号発行の確約が取れたこと、またデータベース作業と研究論文作成が順調に進みつつある状況を考慮し、2026年度、2027年度に予定していた英語での研究成果公開を前倒しで進め、15名の候補者による論文作成、翻訳、校閲を2025年度内に開始する。 同時にジジェク書籍翻訳プロジェクトも進め、2025年度内に入稿、2026年度の発行を目指すスケジュールで進める。また2026年度6月に日本ヘーゲル学会、2027年度4月に日本病跡学会でのシンポジウム主催する予定であり、準備を進める。 研究代表者(野尻)が2025年度前半に欧州に研究滞在するので、その際にスロヴェニアを訪問して、将来のジジェク本人や周辺のリュブリャナ精神分析学派の研究者とのコネクション形成を図る。
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