| Project/Area Number |
23K25392
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| Project/Area Number (Other) |
23H00695 (2023)
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 03050:Archaeology-related
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| Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
岡崎 健治 鳥取大学, 医学部, 助教 (10632937)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大谷 育恵 京都大学, 白眉センター, 特定助教 (80747139)
米元 史織 九州大学, 総合研究博物館, 准教授 (40757605)
菊地 大樹 金沢大学, 古代文明・文化資源学研究所, 客員教授 (00612433)
覚張 隆史 金沢大学, 古代文明・文化資源学研究所, 准教授 (70749530)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥18,590,000 (Direct Cost: ¥14,300,000、Indirect Cost: ¥4,290,000)
Fiscal Year 2027: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2026: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
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| Keywords | モンゴル / 初期鉄器時代 / バヤン・ボラク城址 / 殺傷人骨 / 農牧接壌地帯 |
| Outline of Research at the Start |
東部ユーラシアでは、農牧接壌地帯を境として南北双方のヒト集団と文化は融合と対峙を繰り返してきた。秦漢帝国は匈奴の侵入を阻むために長城を築いたが、近年、匈奴領内でも城址の存在が明らかになっている。本研究では、長城線以北に位置するバヤン・ボラク城址から異常な状態で出土した人骨群の法人類学的分析を基点とし、考古学や理化学分析といった関連分野の研究成果を組み合わせることで漢対匈奴戦争の痕跡を探る。そして、当時の人々の出自や生活といった、考古遺物や文献史料では導くことが難しかった新たな歴史像の提示を手掛かりに、両世界が交錯する東部ユーラシア史の再構築を目指す。
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| Outline of Annual Research Achievements |
東部ユーラシアでは、農牧接壌地帯を境として南北双方のヒト集団と文化は融合と対峙を繰り返してきた。秦漢帝国は匈奴の侵入を阻むために長城を築いたが、近年、匈奴領内でも城址の存在が明らかになっている。本研究では、長城線以北に位置するバヤン・ボラク城址から異常な状態で出土した人骨群の法人類学的分析を基点とし、考古学や理化学分析といった関連分野の研究成果を組み合わせることで漢対匈奴戦争の痕跡を探る。そして、当時の人々の出自や生活といった、考古遺物や文献史料では導くことが難しかった新たな歴史像の提示を手掛かりに、両世界が交錯する東部ユーラシア史の再構築を目指す。 本研究の主要対象となるバヤン・ボラク城址について、発掘記録を参照しながら出土人骨の整理作業を実施した。出土状況の解剖学的位置から個体同定が難しかったF1~F34について、部位同定と観察所見を記録し、可能であれば性別判定と年齢推定を行った。これらF1~F34の分離骨と前年度の調査で記録したS1~19の個体と照合した結果、おそらく死亡前後に切り離されたであろう身体の一部が確認された。F1~34の分離骨の一部について、C14年代測定(3例)、同位体分析(食性と出身地推定)(2例)、ゲノム解析(3例)のため、骨コラーゲンと歯冠エナメル質をそれぞれ抽出した。動物骨についても、整理作業とサンプリングを継続して行っている。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の主要対象となるバヤン・ボラク城址については、ウランバートル大学のイデルハンガイ教授とミジドルジ講師らと研究協議書を交わし、出土人骨へのアクセスおよびサンプリングは問題ない。バヤン・ボラク城址の人骨以外の考古資料については、調査開始が遅れていたものの、本年度から、青銅器、鉄器、封泥の調査に漕ぎ着けた。
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| Strategy for Future Research Activity |
本研究の主要対象となるバヤン・ボラク城址の出土人骨については、資料の整理作業が実施されないまま、他国の調査チームによって理化学分析のためサンプリングされていたという経緯がある。したがって、本研究では、整理作業に十分な時間をかけることによって得られた詳細な基礎データを軸に、形態解析、同位体分析やゲノム解析などの結果を統合する予定である。現在、出土人骨の整理作業は8割程度完了し、形態解析、年代測定、食性分析、ゲノム解析については初期の解析結果が示されつつある。しかしながら、人骨以外の考古遺物の分析結果および歯冠エナメル質を用いた出身地推定の解析結果については、未だ進展がみられていないため、来年度の課題として取り上げたい。
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