Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
燃焼光で照らされた薄暗い空間において、さまざまな色彩が用いられた視覚芸術がどのような役割を果たしているかを科学的に検証することを目的として、①3次元技術と模写による再現洞窟空間モデルの制作、②分光画像計測による洞窟空間の色情報および燃焼光の分光特性の取得、③色情報と光環境を実装した仮想再現空間の構築、④脳神経科学による仮想再現空間の評価、の4つの項目を軸に研究を展開し、洞窟の光環境が視覚芸術の創造に及ぼす影響や、視覚芸術で彩られた宗教空間における体験が人びとの精神・神経活動にもたらす意味を考察する。