Project/Area Number |
23K25427
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Project/Area Number (Other) |
23H00730 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 04020:Human geography-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
久保 倫子 筑波大学, 生命環境系, 助教 (00706947)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上村 要司 公益社団法人都市住宅学会(都市住宅研究センター), 都市住宅研究センター, 研究員 (30865837)
上杉 昌也 福岡工業大学, 社会環境学部, 准教授 (50791886)
若林 芳樹 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 教授 (70191723)
中澤 高志 明治大学, 経営学部, 専任教授 (70404358)
由井 義通 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (80243525)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,460,000 (Direct Cost: ¥14,200,000、Indirect Cost: ¥4,260,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2025: ¥5,720,000 (Direct Cost: ¥4,400,000、Indirect Cost: ¥1,320,000)
Fiscal Year 2024: ¥7,150,000 (Direct Cost: ¥5,500,000、Indirect Cost: ¥1,650,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
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Keywords | 都市の空き家問題 / マルチスケール・アプローチ / 地理学 / 問題解決 / 住宅供給のミスマッチ / 空き家対策 |
Outline of Research at the Start |
本研究は,マルチスケールに生じる時空間の相互関係に着目し,「都市の空き家問題」を多面的に捉えなおすことで,21世紀の都市の実態に即した新たな都市論の構築を目指す。さらに,この成果を通じて,空き家問題が顕著な縮退郊外等において,都市縮退を受容し,既存の都市インフラの適切な維持管理と更新を図りながら,住民が高い生活の質を享受できる都市モデルを構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,マルチスケールに生じる時空間の相互関係に着目し,「都市の空き家問題」を多面的に捉えなおすことで,21世紀の都市の実態に即した新たな都市論の構築を目指す。さらに,この成果を通じて,空き家問題が顕著な縮退郊外等において,都市縮退を受容し,既存の都市インフラの適切な維持管理と更新を図りながら,住民が高い生活の質を享受できる都市モデルを構築する。本目的を達成するため,以下の手順で研究を進める。 1)グローバル・ナショナル・ローカルな空間軸と時間軸との相互関係により生じる都市変化を如実に示す「都市の空き家問題」に焦点をあて,第二次大戦後の日本の都市変化に関するアーカイブ資料を用いた政策・制度・社会変化の分析,建造環境への投資(開発)と土地利用変化に関する時空間データのGIS分析,地理学的フィールドワークによる年代および地域別の家・福祉と家族関係に関する意思決定の実態分析を行い,マルチスケール間の相互作用の観点から「都市の空き家問題」の要因を分析する。 2)空き家問題の多面的な理解を踏まえ,都市縮退を受容し,縮退郊外等において既存インフラを更新するとともに,住民の生活の質を高められる都市モデルを構築する。 上記の目的を達成するため、本年度は、アーカイブ資料の収集、別荘地での空き家問題、住宅供給のミスマッチ、空き家対策に関する調査を遂行した。これらの成果の一部を国内外の学会で発表し、議論を深めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、これまでに引き続いた空き家対策に関する調査を遂行するとともに、アーカイブ収集、別荘地における空き家の実態に関する予備調査、温泉観光地などでの住宅供給のミスマッチに関する予備調査を開始した。これらの成果をもとに、来年度は本調査を進め成果を挙げていく。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、国内外(特に、北米および欧州)での空き家対策に関する調査を遂行するとともに、アーカイブ収集、別荘地における空き家の実態に関する本調査、温泉観光地などでの住宅供給のミスマッチに関する本調査を遂行する予定である。
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