サプライチェーンの強靱性と産業地域のレジリエンスに関する地理学的研究
Project/Area Number |
23K25430
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Project/Area Number (Other) |
23H00733 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 04020:Human geography-related
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
鹿嶋 洋 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(文), 教授 (50283510)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 裕哉 周南公立大学, 経済経営学部, 教授 (30452626)
山本 匡毅 成城大学, 社会イノベーション学部, 教授 (30455555)
宇根 義己 金沢大学, 人文学系, 准教授 (40585056)
藤川 昇悟 西南学院大学, 商学部, 教授 (50411682)
藤田 和史 和歌山大学, 経済学部, 准教授 (90613216)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥13,520,000 (Direct Cost: ¥10,400,000、Indirect Cost: ¥3,120,000)
Fiscal Year 2026: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
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Keywords | サプライチェーン / 産業地域 / レジリエンス / 工業地理学 / 災害地理学 |
Outline of Research at the Start |
現在,サプライチェーンの脆弱性に対する関心が高まっている。本研究は,製造業をめぐるサプライチェーンの実態と産業地域に及ぼす影響を解明し,サプライチェーンの強靱化にむけた示唆を得ることを目的とする。具体的には,産業別にみたサプライチェーンの強靱性分析,サプライチェーンの動態と産業地域のレジリエンスへの影響,災害復興と防災からみたサプライチェーンのレジリエンス,の3点を分析し,その知見を総合し,サプライチェーンの強靱化に向けた示唆を得る。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,製造業をめぐるサプライチェーン(以下,SC)の実態と産業地域に及ぼす影響を解明し,SCの強靱化にむけた示唆を得ることである。2023年度は,次年度以降の本格的調査に向けて以下のような予備的検討に取り組んだ。 第1に,産業別にみたSCの実態と地域への影響については,①九州・山口における自動車関連企業のデータベースを作成し、自動車産業の立地に関する予備的分析を実施した。②熊本県の半導体産業をめぐるSCについて,県内サプライヤー企業9社に対する聞き取り調査,主導企業に関する公表資料の収集を進めるとともに,半導体産業が地域にいかなる影響を与えるかを展望した。③日本の航空機産業におけるコロナ禍からの回復傾向に関し,文献調査および企業への聞き取り調査を実施した。受注は急速に回復しており,コロナ禍で人員削減を行った企業では人手不足感が生じており,特定企業の品質問題の発生によりグローバルSCに影響が発生していた。④長野県南信地域の中小製造業の動向を統計データの分析により概観し,主導企業の海外移転に伴う影響を把握した。また企業に対する予備的な聞き取り調査を実施した。 第2に,災害復興と防災からみたSCのレジリエンスに関しては,①産業地理学における災害研究の視点について,既往研究のレビューを進めた。②医薬品産業におけるレジリエンス構築と立地行動について検討するため,大手医薬品企業の有価証券の分析により災害リスクの認識を把握した。また医薬品企業の社史の分析により過去の災害時のSCへの影響と各社の対応を把握した。③タイ洪水に伴う日系企業の被害状況について資料収集を進めるとともに,日系現地法人への聞き取りを行った。また令和6年能登半島地震による製造業企業への影響について資料収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度には3回の研究会を開催して研究視点の共有を図るとともに,各自の研究経過報告とそれに対する意見交換を実施した。当初計画に基づいて各自が文献調査および予備調査を順調に進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度も数回の研究会を実施して,各自の担当部分に関する経過報告と討議を行うとともに,進捗状況の把握に努める。本年度はより本格的な調査に取り組む。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)