Collecting Fragmented Knowledge, Connecting Generations: A Socio-ecological Research on the Reorganization of the Local Food Culturepool in Rural Areas
Project/Area Number |
23K25431
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Project/Area Number (Other) |
23H00734 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 04030:Cultural anthropology and folklore-related
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
杉山 祐子 弘前大学, 人文社会科学部, 客員研究員 (30196779)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 志乃 神奈川大学, 国際日本学部, 教授 (40881553)
近藤 史 弘前大学, 人文社会科学部, 准教授 (20512239)
鶴田 格 近畿大学, 農学部, 教授 (60340767)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,550,000 (Direct Cost: ¥13,500,000、Indirect Cost: ¥4,050,000)
Fiscal Year 2027: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2026: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
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Keywords | 「食文化プール」の再編 / 食の在来知 / 在来の技術革新 / 市・直売所 / 女性グループ / 食文化プール / 現代的継承と革新 / 市・農産物直売所 / 地域の環境利用システム / ジェンダー |
Outline of Research at the Start |
農業の市場経済化は、地域の環境利用システムに根ざした在来知を継承する場や機会を衰退させた。いまや地域に根ざした食の在来知を集合的に保持する世代は限られている。しかし地方の食に注目すると、現在でも季節性豊かな食文化が保持されており、それが食の在来知に裏打ちされて実践されてきた地域内の生業活動に支えられていることに気づく。本研究は地域における市や直売所の活動と地域の食を「復活」させる女性グループを題材に、世代やジェンダーによって断片化した食文化プールが再編される過程の検討を通して、食をめぐる在来知の現代的継承と革新の様相に迫り、生業活動における多様性確保への指向性とその社会的意味について考察する。
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Outline of Annual Research Achievements |
プロジェクトの初年度である2023年度は、当初計画どおり、食文化プールの土台となる生業活動の全体的把握をめざして、複数地域の女性グループの活動を起点にグループの来歴や現在の活動、メンバーの参加背景等を通して食材の獲得や技術習得の様態をさぐるとともに、各地の市や直売所において品揃えや出店者についての調査をおこない、種子研究の専門家を招いた研究会の開催と合わせて情報共有と検討を実施した。 これまで長期にわたる活動を続けてきた女性グループをみると、農村の生活改善運動の流れを汲み、料理の伝承だけでなく農村女性の収入の向上をもめざしてきたグループもあれば、伝承料理をひろく受けつぐことを主眼にすえてきたグループもあり、その目的により活動内容やメンバー構成にも多様な幅があることがわかる。料理には乾燥や塩蔵など保存技術を施した食材が用いられており、食材の季節性や保存加工を含む調理技術が年間活動リズムを生み出している。食材の調達についてはグループのメンバーが栽培するものを基本的に利用しつつ、不足分は近隣の農家や直売所に頼るなど、地域内の流通ルートの重要性も見えてきた。 市や直売所については、複数の調査対象を追うことによって、地域ごとの季節性の変化を把握することができ、観光化が進んだ直売所でも地域の食文化との結びつきが継続していることも確認できた。本プロジェクト設定以前の研究結果から、それぞれの施設のもつコンセプトによって運営や品揃えが異なることがわかっていたが、販売される食材や加工食品の来歴(地元産か/地域外からか、新規導入されたものか/伝承されたものか、販売者など)や規模に注目して分類することによって、地域の生業活動の特徴を知る手がかりとすることができそうである。また観光化されない小規模な定期市が地元農家の活動にとって果たす役割についても示唆を得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本課題を進めるための研究体制が整備され、当初計画に記載した項目について調査研究の実施によって、今後の基礎となる知見を得ることができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
当初予定に従い、複数の女性グループの活動の実態把握および市・直売所の実態把握を進める。このとき、各メンバーによる初年度の調査結果を共有して全体像の把握につとめるとともに、焦点化する対象と課題を絞り込み研究を深める。関連する研究業績を蓄積している他の研究者等を招聘して研究会を開催する。これらの活動を並行して相互浸透的に検討を進める。
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Report
(1 results)
Research Products
(14 results)
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[Journal Article] 地域研究の手段としてのフィールドワークの意義に関する多分野横断的検討2023
Author(s)
葉山茂, 白石壮一郎, 近藤史, 新永悠人, 松井歩, 髙島克史, 林彦櫻, 佐々木あすか, 古川祐貴, 泉直亮, 諏訪淳一郎, 髙橋憲人, 辻本侑生
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Journal Title
地域未来創生センタージャーナル
Volume: 10
Pages: 43-48
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