Establishment of Area Studies Model for Reconstruction of historikal Folklore
Project/Area Number |
23K25436
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Project/Area Number (Other) |
23H00739 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 04030:Cultural anthropology and folklore-related
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
市川 秀之 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (80433241)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武井 基晃 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (00566359)
東 幸代 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (10315921)
森本 一彦 高野山大学, 文学部, 教授(移行) (20536578)
佐藤 亜聖 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (40321947)
高田 知和 東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (70236230)
高木 純一 滋賀県立大学, 人間文化学部, 講師 (70828433)
春田 直紀 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(文), 教授 (80295112)
菊地 暁 京都大学, 人文科学研究所, 助教 (80314277)
渡部 圭一 京都先端科学大学, 人文学部, 准教授 (80454081)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥14,040,000 (Direct Cost: ¥10,800,000、Indirect Cost: ¥3,240,000)
Fiscal Year 2026: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
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Keywords | 歴史民俗学 / 惣村 / 宮座 / 水利 / 民間信仰 / 歴史民俗誌 / 地域研究モデル / 歴史民俗学資料論 |
Outline of Research at the Start |
本研究は歴史民俗学の先行研究のデータベース化と再検討、具体的フィールドにおける歴史資料と民俗資料の照合による資料論の確立とそれに基づく歴史民俗誌の作成をベースとして、歴史民俗学の地域研究モデルの確立を目的としているが、2024年度については滋賀県近江八幡市馬淵地域においてこれらの研究を実施する予定である。具体的には祭礼の参与観察調査、地元の区有文書の調査、地元での聞き取り調査、石切り場の測量調査などが中心となる。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度は柳田國男、肥後和男による歴史民俗学の先行研究の検討および東近江市今堀地区における歴史民俗誌の作成を目的とした。前者については、市川が「考古学の民俗学」「柳田國男の宮座・頭屋観」(双方とも投稿済み、刊行は令和6年度)を発表し一定の成果をみた。また高田は滋賀県内における郷土史団体の調査を進めた。後者については、計4回の現地調査、研究会を開催し、今堀地区における史料調査、民俗調査をほぼ完了し、年度末には『今堀歴史民俗誌』を刊行している。令和6年6月には地元の中野コミュニティセンターで市川・渡部・東によって成果の報告会を開催する予定である。研究会の内容は以下の通りである。第1回(・科研の進め方について・巡見地域の説明・東近江市今堀、近江八幡市馬淵地域の巡見)、第2回(・今堀山本家文書について(東)・中世今堀の民間信仰(市川)・今堀、馬淵地域における聞き取り調査)、第3回(・今堀における聞き取り調査)、第4回(・滋賀県における郷土史団体の展開(高田)・馬場家文書に含まれる中世文書について(高木))。以上の調査、報告によって、これまで明らかでなかった今堀地区の民俗の全体像を確認することができ、また今堀日吉神社社務所保管文書についての調査もほぼ完了し、史料と民俗の関係についても明らかになってきた。『今堀歴史民俗誌』には今堀日吉神社保管文書の目録および重要史料の翻刻、解題、今堀地区における聞き取り調査の成果を掲載した。報告書は今堀地区の全戸および関係機関に配布し、地元への成果還元を行なうとともに成果の学会への周知をおこなっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り、計4回の研究会を開催し、そのほかにも現地での調査などを実施している。その結果、今堀地区における古文書、民俗の調査はほぼ完了し年度末には令和5年度報告書である『今堀歴史民俗誌』を刊行することができた。同書は今堀の全戸に配布し、また令和6年6月には地元でも報告会を実施するなど地域社会への還元もおこなっている。ただ当初の目的の一つであった柳田國男・肥後和男の歴史民俗学に関する先行研究の検討については、一部を実施するにとどまり、来年度以降に継続して実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度以降は、当初の予定通り毎年1か所のフィールドを中心とした歴史民俗誌の作成につとめるとともに、その地域に関連した歴史民俗学の先行研究の検討を進める予定であるが、令和5年度に予定していた柳田國男、肥後和男の検討についても継続して実施することとなる。
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Report
(1 results)
Research Products
(9 results)