Project/Area Number |
23K25582
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Project/Area Number (Other) |
23H00885 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08010:Sociology-related
Basic Section 80030:Gender studies-related
Sections That Are Subject to Joint Review: Basic Section80030:Gender studies-related , Basic Section08010:Sociology-related
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Research Institution | Musashi University |
Principal Investigator |
林 雄亮 武蔵大学, 社会学部, 教授 (30533781)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 秀一 明治学院大学, 社会学部, 教授 (00247149)
片瀬 一男 東北学院大学, 情報学部, 教授 (30161061)
土田 陽子 帝塚山学院大学, 総合心理学部, 教授 (30756440)
古村 健太郎 弘前大学, 人文社会科学部, 准教授 (40781662)
羽渕 一代 弘前大学, 人文社会科学部, 教授 (70333474)
石川 由香里 立正大学, 文学部, 教授 (80280270)
苫米地 なつ帆 大阪経済大学, 情報社会学部, 准教授 (90782269)
茂木 輝順 SBC東京医療大学, 健康科学部, 准教授 (40570677)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,980,000 (Direct Cost: ¥14,600,000、Indirect Cost: ¥4,380,000)
Fiscal Year 2026: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥10,010,000 (Direct Cost: ¥7,700,000、Indirect Cost: ¥2,310,000)
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Keywords | 性行動 / 性教育 / 若年層 / 思春期 / 社会調査 / 性意識 / 青少年 / 若者 |
Outline of Research at the Start |
全国の中学生、高校生、大学生を対象とした第9回「青少年の性行動全国調査」、および日本在住の18歳から29歳の一般の人びとを対象とした性行動・性意識に関するインターネット調査を実施し、その分析から得られる知見を広く社会に公表するとともに、日本の性科学および性教育の発展に寄与することを目指す。具体的には、若者の性行動の趨勢、ジェンダー意識、包括的性教育、家族構造、メディア利用、性被害・加害、教育政策等のそれぞれのトピックについてデータに基づいた実証的な研究を展開する。得られた知見は、各種論文や学会報告等の研究成果公表、学校教科書やセミナー等での一般に向けた公表を通じて社会に還元する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、本研究課題の根幹である第9回青少年の性行動全国調査の実査を行った。青少年の性行動全国調査は国内で唯一の、青少年の性行動・性意識について長期間に渡って全国規模で実施されている統計的調査である。調査対象は全国の中学生、高校生、大学生である。中学生調査と高校生調査は、調査実施を承諾していただいた全国に散らばる中学校16校と高校17校の延べ約8,000名から回答を得た。大学生調査は計42校の約2,500名から回答を得ており、2024年度初旬も継続して調査が実施されることとなっている。調査の主な内容は、以下の通りである。 a)性経験・性行動…射精・月経/性的関心/デート/キス/性/自慰経験、b)性意識・性規範…性のイメージ/ジェンダー観/性規範、c)性被害…セクシュアル・ハラスメント/デートDV、d)性教育と性知識・情報…性教育/性知識への関心/性情報源/性知識、e)友人関係…友人と遊びに行く頻度/よく話をする同性・異性の友人の有無/付き合っている人・性交をしている人の有無/友人の性経験への関心/性に関する会話の頻度、f)家族関係…家庭のイメージ/父母の職業/父母との会話の頻度/きょうだい構成、g)メディア利用状況…利用するメディアの種類・保有状況・利用状況 2023年度末までに、中学生調査、高校生調査のデータ入力が完成しており、大学生調査についてもすでに回収された分についてはほぼデータ入力が完成している。 また、第9回青少年の性行動全国調査の大学生調査とほぼ同内容で、18-29歳の一般サンプル約6,000名を対象としたインターネット調査である2024年若年層の性行動調査を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
第9回青少年の性行動全国調査の実施に当たっては、協力校との調査日の調整等に時間を要したため、実査のスケジュールが当初の予定よりも遅れることとなった。そのため、データ入力を行う時期も後ろ倒しになっている。ただし、当初は2025年度に予定していた2024年若年層の性行動調査を前倒しして実施することができたため、研究課題全般としてはおおむね順調に進展していると判断できる。
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Strategy for Future Research Activity |
第9回青少年の性行動全国調査については、大学生調査が2024年6月までに実査が終了し、その後、8月を目処にデータが確定する予定である。それをもとに、本研究課題のメンバーが各々のテーマについて基礎分析を行い(2024年10月ごろまで)、そしてそのプレスリリースとシンポジウムを実施する(2024年11月)。シンポジウムについては、すでに日時と場所の設定が済んでおり、準備も始まっているため、特段問題なく進めていくことができる。また、2024年度に第9回青少年の性行動全国調査と並行して実施された、2024年若年層の性行動調査についても分析を進め、双方の比較結果に関する発表を2024年度内に行う予定である。
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