ものづくり学習の技能向上に関する認知神経科学的検証
Project/Area Number |
23K25656
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Project/Area Number (Other) |
23H00959 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
臼坂 高司 茨城大学, 教育学野, 准教授 (30610688)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝二 博亮 茨城大学, 教育学部, 教授 (30302318)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥18,200,000 (Direct Cost: ¥14,000,000、Indirect Cost: ¥4,200,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥12,220,000 (Direct Cost: ¥9,400,000、Indirect Cost: ¥2,820,000)
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Keywords | 認知神経科学 / 技術教育 / ものづくり / NIRS / 技能 / 行動科学 / 脳活動 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,認知神経科学の分野で行動の改善効果が確認されている方法に注目し,ものづくり学習を対象とした実践的な研究を行う。具体的には,学習者に対して効果的と考えられる原理を応用した実験を行い,道具操作の技能向上に与える影響を認知神経科学の観点から検証する。提案する原理を応用した場合の技能成績に加え,脳血流量の変化からも道具操作への影響について考察する。
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Outline of Annual Research Achievements |
ものづくり学習において,技能の習得は技術的な問題を解決するために必要不可欠であり,発達段階に適した学習の機会が必要である。教育現場では,十分な授業時間数の確保が難しい中,学習者が意欲的に短時間で技能を習得できる指導法の開発が喫緊の課題である。そこで本研究では,技能を効率的に習得できる方法を探索し,ものづくり学習を対象とした実践的な研究を行う。具体的には,最新の科学的な知識や効果的と考えられる原理を学習者に応用した実験を行い,技能の向上に与える影響を認知神経科学の観点から検証する。 令和5年度は,前頭部と側頭部を同時に計測することができるポータブル脳血流計測装置等を購入し,実験に必要な機材を準備した。次に国内外の文献を収集・整理する中で,近年注目されている行動科学の成果を参考に,技能の習得を高める教示方法を検討した。その後,教示方法が技能成績と脳活動に与える影響を調べるための予備実験を行った。予備実験では,事前に同意説明書による説明(本研究の目的,脳血流計測装置が人体に無害であること,結果の公表にあたっては個人情報を秘匿しプライバシーが完全に保護されること等)を十分行い,同意書により同意を得られた者のみとした。なお,調査は茨城大学研究倫理委員会の承認を経て実施された。 また,行動計測の観点から本研究を補完する成果について,アイルランドで開催された国際学会(51st Annual Conference of the European Society for Engineering Education, SEFI 2023)で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和5年度は必要な文献調査や予備実験を実施できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度の文献調査や予備実験に基づき,令和7度は本調査を実施する。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)