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音楽科におけるウェルビーイングの位置づけと授業モデルの検討

Research Project

Project/Area Number 23K25663
Project/Area Number (Other) 23H00966 (2023)
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Allocation TypeMulti-year Fund (2024)
Single-year Grants (2023)
Section一般
Review Section Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

齊藤 忠彦  信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (10313818)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 津田 正之  国立音楽大学, 音楽学部, 教授 (10315450)
志民 一成  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 教育課程調査官 (50320784)
岩崎 博道  福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 教授 (10242588)
島田 英昭  信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (20467195)
桐原 礼  信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (10555311)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2024)
Budget Amount *help
¥16,900,000 (Direct Cost: ¥13,000,000、Indirect Cost: ¥3,900,000)
Fiscal Year 2026: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2023: ¥7,410,000 (Direct Cost: ¥5,700,000、Indirect Cost: ¥1,710,000)
Keywordsウェルビーイング / 音楽科 / 音楽教育 / 学校教育
Outline of Research at the Start

音楽科におけるウェルビーイングに関わる位置づけを明らかにするとともに,ウェルビーイングの視点を取り入れた音楽科の具体的な授業モデルを考案する。なお,これからの時代においては,生活や社会の中の音楽や音楽文化と豊かにかかわる資質・能力を高めることが益々重要になることから,人間,音楽,ウェルビーイングという3つの概念を俯瞰しつつ,音楽教育学や歴史学,心理学,生理学等の各専門家及び若い世代を代表する学生たちとの連携による理論的な検討を行うとともに,ミュージシャンや学校教育現場の教員等との連携による実践的な検証を行う。

Outline of Annual Research Achievements

令和5年度は,本研究の初年度であったため,まずは本研究のキーワードとなる「ウェルビーイング」の概念や,これからの学校教育における位置づけについて確認するとともに,本研究の方向性を検討することからスタートした。
ウェルビーイング(Well-Being)とは,WHO(世界保健機関)から生まれた概念で,身体的・精神的・社会的に良い状態にあることをいい,短期的な幸福のみならず,生きがいや人生の意義など将来にわたる持続的な幸福を含むもので,個人のみならず,個人を取り巻く場や地域,社会が持続的に良い状態であることを含む包括的な概念とされている。2023年6月に閣議決定された新たな「教育振興基本計画」には「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」の方針が盛り込まれ,「多様な個人それぞれが幸せや生きがいを感じるとともに,地域や社会が幸せや豊かさを感じられるものとなるよう,教育を通じてウェルビーイングを向上」と示され,ますます注目度が高まっている。
本研究では,音楽科におけるウェルビーイングの位置づけと,その授業モデルを検討することを研究の目的とするが,ウェルビーイングそのものに関わる先行研究や最近の動向,ウェルビーイングへつながる哲学や心理学,生理学などの様々な領域の先行研究を検討し始めたところ,「音楽科」や「授業モデル」という具体的な事象に目を向ける前に,そもそも人間にとって音楽とは,ウェルビーイングとは,音楽におけるウェルビーイングとは,というような上位概念について先に目を向けないと本研究における具体的な課題と対峙することができないのではないかと考えるに至った。そこで,先ずは音楽,ウェルビーイングの概念を俯瞰的に検討するという本研究の方向性を確認した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の予定では,令和5年度の研究から音楽科におけるウェルビーイングという視点に絞り込んだ研究を行う予定であったが,前述のように上位概念からの検討からスタートさせることが望ましいと判断し,具体的な授業モデルに関わる検討は予定よりやや遅れている。しかしながら,本研究は4年計画であり,その初年度に研究の方向性の基盤を固めたことは,今後の研究を加速させることが期待されることから,おおむね順調に進んでいると判断した。なお,実践的な検証の場面において,生理学的評価を行うための計測装置の検討及び購入は当初の計画通りに進めることができた。

Strategy for Future Research Activity

そもそも人間にとって音楽とは,ウェルビーイングとはというような概念について,歴史学,哲学的,心理学,生理学等から検討するとともに,音楽におけるウェルビーインとは何かについて,音楽専門家を対象としてのインタビュー調査や,一般の人を対象としての質問紙調査を実施し検討する。また,これからの時代を担う若手世代を中心とした討論会を開催したりして明らかにしていく。さらに,音楽活動に参加する人が,どのような場面でウェルビーイングを実感するかについてのプロジェクトを企画し,実証的な検証を行う。
その他に,すでに日常生活の中に音楽を中心とした生活文化が浸透し,地域の人との関わりにおいて音楽が必要不可欠となっている伝統音楽(民謡等)を対象としてのフィールド調査を行ったり,生理学な検証に関わる具体的なスケジュールや内容について検討を行ったりする。生理学的な検証は音響の違いに関わる比較実験を行う予定である。

Report

(1 results)
  • 2023 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2023

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 我が国におけるウェルビーイングと音楽科教育をどう考えるか2023

    • Author(s)
      志民一成
    • Journal Title

      音楽教育実践ジャーナル

      Volume: vol.21 Pages: 11-14

    • Related Report
      2023 Annual Research Report
  • [Presentation] AI時代に求められる音楽教育における新たな感性とは2023

    • Author(s)
      齊藤忠彦
    • Organizer
      日本音楽教育学会
    • Related Report
      2023 Annual Research Report

URL: 

Published: 2023-04-18   Modified: 2024-12-25  

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