Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究は,専門教育機関において「誰もが,一定期間に巧緻な木材加工技能を確実に身につける」ことを目指す。そこで,学習者に,熟練者の巧緻な作業動作をあたかも自分自身が行っているような運動主体感の強い疑似体験をさせて木材加工技能を習得させる。そこで,運動錯覚(RHI)を用いて運動主体感を高めることを着想した。この技術を用いて,熟練者が行う巧緻な作業動作を学習者自身が行っている確固たる感覚を経験させ,暗黙知を醸成する。これにより,本研究の技能指導は,RHIで運動主体感を高め,力覚デバイスで巧緻技能を体験させて作業動作を理解させ,VRによる視聴覚への働きかけで作業中の視線の運びなどを理解させる。