| Project/Area Number |
23K25681
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| Project/Area Number (Other) |
23H00984 (2023)
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 09060:Special needs education-related
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| Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
岡崎 慎治 筑波大学, 人間系, 准教授 (40334023)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
別府 さおり 東京成徳大学, 応用心理学部, 准教授 (30732995)
中山 健 福岡教育大学, 大学院教育学研究科, 教授 (40301329)
青木 真純 東京学芸大学, 大学教育研究基盤センター機構, 講師 (40735479)
奥村 香澄 名寄市立大学, 保健福祉学部, 講師 (60781482)
大柳 俊夫 札幌医科大学, 医療人育成センター, 准教授 (70177020)
奥畑 志帆 佛教大学, 教育学部, 准教授 (50783940)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥18,980,000 (Direct Cost: ¥14,600,000、Indirect Cost: ¥4,380,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2025: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2023: ¥10,270,000 (Direct Cost: ¥7,900,000、Indirect Cost: ¥2,370,000)
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| Keywords | 神経発達症 / アセスメント / 生体反応計測 / 多層的評価支援 / テーラード・サポート / 心理教育的アセスメント / 認知教育 / 神経認知アセスメント / プロセストレーシング |
| Outline of Research at the Start |
本研究は,「神経発達症」(発達障害)のある子どもの特性を個別性,不均一性の高いものと考え,個々の特性に合わせた,テーラード・サポートの必要なものと位置づける。そしてこのような子どもたちの認知プロセスの適切な評価と,評価に基づく支援のための理論的な背景に基づき,かつ子どもがおかれているさまざまな状況を踏まえた多層的評価支援パッケージの構築とその検証を行うことを目的とし,認知プロセスの生起する脳内処理過程を生体反応計測を通して行うとともに,通常の学級の教師,特別支援学級や通級指導教室の教師,さらに心理師等の専門職のそれぞれが行う認知プロセスの評価と支援に資する評価支援パッケージの検討を行う。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、神経発達症(発達障害)のある子どもたちの個別性・不均一性の高い特性に着目し、個々の認知プロセスに応じたテーラード・サポートの必要性を前提としている。そのために、認知プロセスの適切な評価と、評価に基づく多層的な支援パッケージの構築・検証を目的とした。前年度は、主に二つの枠組みで実践的検討を進めた。第一に、通常学級や特別支援担任が子どもの認知プロセスの強み・弱みを把握し、支援に活かすための評定尺度(机上課題)と、それを効果的に活用するための教員研修システムの開発・試行を行った。就学前および小学校の現場協力を得て、特別支援教育コーディネーターのもと、教員を対象に試行的導入を実施し、一定の有効性を確認した。第二に、より個別性の高い神経発達症児に対し、生体反応計測(例:視線追跡や脳活動計測)を用いたプロセストレーシング法による詳細な認知プロセス評価ツールの開発と検証を進めた。青年期の協力者を対象に実施し、従来の行動観察では捉えきれない微細な認知処理の特性を可視化する新たな評価指標の可能性を示した。これらの成果は学会発表や論文投稿を通じて発信している。今後は、教員向け簡易評価ツールと生体反応計測による詳細評価を統合した多層的評価支援パッケージの開発・実践を進めるとともに、認知特性に応じた具体的な教材調整指針や、学校教員・心理師・医療職が連携できる認知プロファイルシートの標準化を目指す。最終的には、神経発達症児の多様性を尊重した個別最適な支援モデルの社会実装を目指し、教育現場での実効性検証を進める予定である。本研究は、認知神経科学と教育実践を架橋し、特別支援教育の新たなパラダイム構築に寄与することが期待される。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究計画の大きな2輪といえる評定尺度(机上課題)と、それを効果的に活用するための教員研修システムおよび個別評価を含む評価プロトコルの検討,そしてデジタル課題を用いた生体反応計測を含む客観的評価のための認知プロセス評価ツールの開発と検証のいずれについても,当初計画では予想していなかった課題が生じたことにより,全体的に進捗に遅延が生じている。個別評価を含む評価プロトコル検討においては,小学校を対象にした情報収集と就学前機関を対象とした情報収集のラグが生じたことにより,小学校での検討については選考して発表に至ったものの,それらをまとめた論文化には時間を要している状況にある。また,デジタル課題を用いた客観的評価の検討に関しては,当初より業者サンプル品を用いた予備実験を行ったところ、基礎研究(デジタル課題の活用に関する検討)で実施する多チャンネル計測において、必要な精度のノイズの減弱ができないことが判明したことより,研究遂行上、ノイズを減弱し多チャンネル計測が可能な装置による基礎研究の実施が不可欠であることから繰越し申請による対応とした経緯がある。機材導入と試行を通してこの問題はほぼ解決したが,研修システムの検討と基礎研究の実験実施のそれぞれについて,研究協力者との実施調整にも時間を要した。
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| Strategy for Future Research Activity |
評定尺度(机上課題)と、それを効果的に活用するための教員研修システムおよび個別評価を含む評価プロトコルの検討,そしてデジタル課題を用いた生体反応計測を含む客観的評価のための認知プロセス評価ツールの開発と検証のうち,研修システムの検討については,協力者の目処がたちつつあることから,現状で得られているデータによる投稿準備作業を行うとともに,継続実施にあたっては幼稚園保育所といった就学前の教育施設,小中学校および高等学校に協力を仰ぎ,テーラード・サポートに資する研修システムとこれに基づく評価と支援の枠組みの検討を継続する。デジタル課題による詳細な認知プロセス評価ツールについても,生体反応計測においてノイズを減弱し多チャンネル計測が可能な装置による予備実験を行った上で、基礎研究の実施方法の再検討使用プロトコルの目処が立ったことから,適用に向けた検討を引き続き進めていく。また,これらについて研究分担者,研究協力者への実施依頼を通した実施データの集約および複数機関実施の実現についても,引き続き検討していく。
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