Project/Area Number |
23K25727
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Project/Area Number (Other) |
23H01030 (2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10010:Social psychology-related
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
柿本 敏克 群馬大学, 情報学部, 教授 (70269257)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細野 文雄 群馬大学, 情報学部, 助手 (10261827)
永野 清仁 群馬大学, 情報学部, 准教授 (20515176)
有馬 淑子 京都先端科学大学, 人文学部, 教授 (40175998)
安藤 香織 奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (40324959)
松井 猛 県立広島大学, 地域創生学部, 准教授 (50512505)
吉良 知文 九州大学, マス・フォア・インダストリ研究所, 准教授 (50635860)
垂澤 由美子 甲南女子大学, 人間科学部, 教授 (60613560)
吉川 正人 群馬大学, 情報学部, 准教授 (20817598)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥13,130,000 (Direct Cost: ¥10,100,000、Indirect Cost: ¥3,030,000)
Fiscal Year 2027: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2026: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 持続可能な開発 / 仮想世界ゲーム電子版 / 「持続可能な開発」規範 / 社会規範の形成 / 社会規範のミクロ・マクロ相互生成 / 自己概念形成のプロセス |
Outline of Research at the Start |
国連による「持続可能な開発目標(SDGs)」では貧困撲滅などとともに、気候変動対策と平和で公正かつ包摂的な社会の維持・構築への取組みが重要課題とされている。本研究では、こうした問題を実験室内でシミュレートする仮想世界ゲームを用い、SDGsの背景にある社会規範の形成過程に焦点をあてる。 「持続可能な開発」理念を支持する社会規範のミクロ・マクロ相互生成の過程を、ゲーム内の会話中の語彙変化とゲーム内の世論調査の結果の分析を通して解明する。関連する自己概念形成のプロセス等、いくつかの心理変数の効果についても併せて探索し検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
年度当初に、本共同研究の中心テーマである「『持続可能な開発』理念を支持する社会規範」に関わる概念展開の方向性について、チーム内での目標共有を図った。その上で、8月に研究チームメンバーを集めた研究打ち合わせを開催し、個別の下位課題の具体化について意見交換を行なった。さらに、年度末には成果報告と次の研究展開の検討のための集中的な会合を開催し、チームメンバーによる議論を深めた(参加者8名、資料共有者12名)。 一方で、実証的な資料収集の一つとして、研究場面として設定された群馬大学における仮想世界ゲーム電子版の2023年度のゲーム参加者から、上述の概念に関わる意見を広く収集した。このことにより、同ゲーム内外での当該概念の認識のされ方とその広がり、及び関連変数との関連性を検討することができた。 これら一連の検討の成果として、「持続可能な開発」理念を支持する社会規範の「操作的定義」の確定と、その「測定指標としての(ゲーム内)世論調査項目の開発」という、本年度の当初目標が達成された。 これに加えて、関連する心理変数の効果および関連事象に関して、本年度は5件の学会発表を行い、研究展開を図った。また、研究チームのメンバーによる共同執筆により、本共同研究の基礎となる仮想世界ゲーム電子版の実施方法に関する専門論文が学会誌に発表された。併せて、関連する心理変数に関して理論的考察を深める内容を含む論考が研究代表者により執筆され、関連学会誌にて発表された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の目標を達成し、関連する研究業績をあげていることからこの評価が妥当だと言える。
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Strategy for Future Research Activity |
当初に計画した通り、次の研究ステップに入り、研究チームとして各メンバーがそれぞれの下位課題に取り組む。さらに言語学を専門とする新たな研究メンバーを迎え、その領域での研究展開を強化する。
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